かねてからの懸案事項である北京放送の侵入対策としてスピーカーケーブルを替えてみるかと言う事を検討していたが、たまたま懐に少し余裕が出来たのでＫさんが上越市のハードオフで見つけたケーブルを見に行った。実は当地柏崎市のハードオフにもオルトフォンのシールド対策がなされたスピーカーケーブルがあったのだが、なにせメートル７８０円する。10ｍ〜12ｍ必要なので結構な値段になってしまう。私としては少しでも安い物にしたいところだ。で、午後だったので高速を使い、上越市へ。ｋさんが見つけたものはベルデン製で放送現場でも使われているものだ。シールドに関しては余り期待できそうもなかったが、ノイズ低減にはなるという。折角上越市まで高速をつかって来ていながら、何も買わないで帰るというのも癪だったから、買って帰る事にした。
帰宅して早速実験開始。だがありゃりゃ、何と以前より盛大に聞こえるようだ。アンプのボリュームを上げなくともはっきり聞こえる。しょうがないから元に戻して聞いてみたら元のケーブルの方が聞こえ方は全然少ない。まあ、時間帯によって北京放送の侵入音量は変化するのだが、交換時間はさほど要していないので、明らかに新しいケーブルの方がダメなのである。結局骨折り損のくたびれもうけ、懐寒し、となってしまった。Ｋさん曰く「購入順序を間違えたなあ。最初にオルトフォンのシールドケーブルを買っておくべきだった。それでダメならあきらめが付く。先にベルデン製がダメだと、もしかしたシールドケーブルならとなってしまうのだから。」仰る事ごもっともである。高速代、ガソリン代で2000円は消えている。だが倍以上もする単価のケーブルをおいそれと購入するわけには行かなかった。この辺が私のみみっちいところだ。まあ、いずれにしても懐が豊かなら選択にこんなに悩まなかったのに・・・・嗚呼、貧乏が恨めしい！
