すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

名誉の負傷(長文だよ〜、覚悟して読めよ)

 お天気の具合がそんなに悪くないので、またもや私とUさんはキノコ採りに出かけた。出がけに郵便局へ寄ったりしていささかスタートが遅れたのだが、何とか11時頃には採り始める事が出来た。早速以前採り残した所へ行ってみる。おお、あるある。正直な奴っちゃの〜。感心感心。まずまずの収穫で第2ポイントへ。ここも以前ナメコやヒラタケの幼菌を残しておいた所だ。勇んで行ってみる。だが何だか様子がおかしい。木がだいぶ伐られていて、残して置いた筈のキノコがいくら探しても見当たらない。手の届く範囲のキノコは既に採られてしまっているのだ。やむなく長柄の鎌に物干し竿をつけた特性の道具で高所のヒラタケを採りにかかる。だが、この時鎌が木の幹に引っかかり、継ぎ手の部分が外れ、長柄の鎌は宙ぶらりんとなる。私は竿で鎌の柄をたたき、何とか鎌を下に落とそうとした。だがこの時突然鎌が外れ、わたしの左手の親指を直撃した。少し痛かったが大丈夫だろうと一瞬は思った。しかしよく見るとはめていた軍手は切れ、傷口がぱっくりと大きな口を開けているではないか。かなりの深傷である。慌ててガムテープで傷口を縛るも十分でないせいか、血がどんどんあふれ出して見る間に私の左手は真っ赤になった。取り敢えずキノコ採りは中断して車へ帰り応急手当。ティッシュペーパーを当て、タオルで傷口をぐるぐる巻きにして堅く縛る。まあ、これで何とかなるだろう。それにしても切れない鎌と高を括っていたが、高所から落下するとその重量に落下スピードも加わり、思わぬ凶器に変身する。親指を落とさなくて良かったと安堵した。それにしてもキノコ採りで負傷したなどと公表すれば、さぞかし冷やかされる事だろう。特にKさん辺りには・・・言わないでおこうかなっと。あ、ションベンがしたくなってきたな。今日は寒いから先ほど飲んだコーヒーが効いてくる。辺りの林でジョーッ。(これこれ、そこの君、軽犯罪法違反、環境汚染防止法違反で逮捕するぞ!)
 さてこのくらいの負傷でキノコ採りを止めて帰るすかんぴんさんではない。一袋採ったぐらいで帰ったとあっちゃあ負傷に見合わない。昼食を食べた後で再び行動開始。今度は第3ポイントへ。だが何と言う事だろう。ここも人の手が入っており、以前採った木は伐られて跡形も無くなくなっていた。チキショーメ、俺たちの楽しみを奪うんじゃねー。と言ったところで立ち枯れの木は危ないので伐採されたのだからして、怨んでもしょうが無い。で、次の第4ポイントへ。ここはこの前来たばかりなので流石に獲物が少ない。今日は怪我をしたのに割が合わなかったな、と思いつつ帰途につこうとした。だが、待てよ、こっちの沢はまだ入ってなかったな、と思いそちらへ。やがてキノコが生えていそうな立ち枯れの木を発見。近くへ寄ってみると残念、既にキノコは採取時期を逃し、腐っているではないか。思わずコンニャロメーと言いながら裏へ回ってみると、まー、何と言う事でしょう(何処かで聞いたような台詞だな)びっしりとヌメヌメした大きなおナメコ様が生えているではないか。私は快哉を叫んだ。(さっきのコンニャロメーはどうなった?)Uさんを呼び、二人で採りまくる。見る間に二袋一杯になった。大収穫である。これだからナメコ採りは止められない。
 さてこうなると益々欲が出てくる。尾根を登ったところで今度はまた別の沢へ。ここは流石に時期を逃したか、ムキタケは既に終わり、ヒラタケが少々採れただけかと思われた。だが今度はUさんが彼方の木になにやらナメコらしき物を発見。近くへ寄ってみると紛う事なきナメコである。それもびっしりと生えている。少し乾いちゃいるがその分だけ大きい。ここでも大いに採りまくり、結局買い物袋五袋程度の収穫で、私は傷の痛みも忘れてホクホク顔で帰途についた。折しも明日はオーディオ仲間の忘年会。キノコ尽くしで歓待してやろう。だがもしもその場で私の悪口を言うような者がいたら、密かにオオワライタケなどをそいつの味噌汁にぶち込んでやるのだ、ヒッヒッヒ。