昨日当店を訪れてくれたＭさんに刺激を受けたのか久々にオーディオの新しい製品を聴きたくなってインターネットで検索したがどうも新潟県はやはり新潟市辺りまで足を伸ばさなくては無さそうで全滅状態と言っていい。まあ日本のオーディオメーカーそのものがほぼ全滅状態なんだから無理もないが。しかし試聴をしてみたいと思っても聴けるお店が何処にも無いというのにも困ったもんだ。オーディオ全盛時代の70年代には街の何処の電気屋さんにも必ずオーディオコーナーが有った。オーディオは人気の商品だったのである。それが今は見る影も無い。オーディオはもはや50歳以上の年代の者達だけの趣味になってしまったのか？確かにこの就職難の御時世。若者達も職を得るだけで一杯、一杯でとてもゆっくりと音楽を楽しむなんて余裕は生まれないのかも知れない。それとも若者にとってオーディオはもはや魅力の無い趣味になってしまったのだろうか？ま、高給取りでも無ければ確かに昨今のHiーFi機器は高すぎて手が出ないだろう。私自身も今の製品はとてもじゃないが買えない。
オーディオ機器やレコード販売に一役買ってきたジャズ喫茶も著作権料の支払いの事やなんかで廃業する所も少なくない。あれほどあったオーディオ雑誌も僅かになり、発行部数も減少した。エアチェック等という言葉は今では死語と化している。オーディオ文化の灯は消え入る寸前だ。（まあ流石に無くなりはしないだろうが）再びオーディオの灯が赤々と燃え上がる日はやってくるのであろうか。オーディオ復興を待ち続けるすかんぴんでした。
