昨年のP&Mという会主催の「秋を楽しむ会」の参加に続いて今年は「春を楽しむ会」に参加させて戴いた。夢の森公園に集まり小千谷へ向かうが生憎天気は雨模様。まあ、大降りはしないと思うが寒気の影響で肌寒い。小千谷のスーパーの駐車場には案内役のA野さんが待っていてくれた。もう朝の内に今日登る城山(時水城384m)に登ってきたという。年配の方だが健脚だ。清水の出ている駐車場が出発点だ。
案内役のA野さんは長岡丘陵公園のガイドも勤められている方で植物に異常に詳しい。私達が山菜に興味有りと知るとそれを主体にガイドをしてくれる。あれも食べられる、これも食べられるとさながら俳優の岡本信人の如く山菜を見つけると説明してくれる。
シオデ(東北の方ではヒデコとも言う。)アスパラガスの様な味で茹でて
マヨネーズなどを付けて食べると美味い。
ウコギ。コシアブラ同様天麩羅にして食べると美味い。
大きく伸びたコシアブラ。ここまで大きくなったら摘んでも意味がない。
葉が5枚あるのが特徴だ。
ハリギリの若芽だとかアザミの茎だとかクレソンだとかあれこれ食べられると教えて戴いたが、悲しいかな、オツムが弱くて覚えられない。こりゃあ後で図鑑で勉強し直さなくては。
カタクリやヒロハテンナンショウの解説は面白くて中々頂上へは着かない。途中で珍しい白いカタクリがある所へも案内して戴いた、白いカタクリを見るのは初めてだったので感激した。
寒さのため花が開いていなかったのが残念だが珍しい白いカタクリ(奥の花)
漸く頂上に着いた。普通に歩けば30〜45分程度で着く山なのに山菜を採ったり、植物の解説を聞いているものだから2時間もかかった。(笑)頂上からは小千谷市街や周囲の山々が見渡せ素晴らしい眺望である。良く晴れていれば百名山7山(妙高山、火打山、越後駒ヶ岳、平ヶ岳、巻機山、苗場山、谷川岳)が見えるそうだ。またこの山は山菜山で秋にはキノコもしっかり採れ、取れる場所もしっかり教えて戴いた。朝方降っていた雨もすっかり上がり、日が差してきて暖かくなってきた。帰りはワラビやウドなどの山菜を採りながら降りてきた。
頂上から丸山方面。こちらの沢はキノコが出るとか。こりゃあ今秋には早速来なくては。
この山は山菜が豊富だし気軽に登れる山なので後から後から登山者がやって来て途切れない。本当にいい山を紹介して戴いた。お昼を過ぎていたのでちぢみの里で温泉に入り、豪華な「蕎麦御膳」を食べてしっかり春を楽しみ、山菜のお土産も出来てみんなニッコニコの一日でした、