パソコンを使っていたらピンポ〜ンとチャイムが鳴ったので出てみると若い方が立っていた。用件を尋ねると表の看板に興味があったので立ち寄ったとの事。とにかく上がって戴いて当店がインチキジャズ喫茶である事を説明して音楽を聴いて貰う。お歳を訊くと1988年生まれで私の甥っ子より若い。普段はヒップホップを聴いていてジャズは少し聴き始めた程度と仰る。私がヒップホップは大嫌いで特に日本語の奴は尚更でお経を聴いているようだと言うと苦笑していた。
わかりやすいスタンダードジャズやボーカルを中心に掛けた。そして最近の若者の音楽の聴き方が軽薄短小になっていること。オーディオや車、カメラと言った嘗ての三種の神器に興味を示さない事。テレビの地デジ番組にろくな物が無い事。音楽文化がしぼんできている事などを話した。そしてレコードを掛けながら少しではあるがジャズやレコードについても説明してあげた。(迷惑だったかな〜?)ともかくジャズは気に入って貰えたかどうかはわからないが、音は大いに感心して貰えたようだ。これが刺激になって若い人がジャズやオーディオに興味を持って貰えれば看板を掲げた甲斐があるというものだ。あ、ちなみに若い方も私同様懐が寂しいのか貯金箱に寄付はありませんでした。(ンな事書かなくていいのに・・・)