高校の講師をしているＫさんが夕方やって来てこぼすには今時の子供は余りにものを知らなさすぎると言う。授業で
「教養を身につけろよ、もっと」と言った所相手の生徒は
「キョーヨーって？」
「何、お前教養という言葉を知らないのか？みんな教養という言葉知ってるよな？」
みな生徒はポッカーンとしていたという。そこで
「教養という言葉を知っている者は手を上げて。」
と言うと僅か2，3人上がった程度だという。この話には私も驚いた。私は「教養」なんて言葉は小学生の頃はとうに知っていた。無論昔の人なら皆そうだったと思う。ところが高校生が知らないのだ。いくら何でもと思うが、親の事を考えればさもありなんと思う。今の子供達の親がそもそも教養が無いのだ。ろくに本も読まないし、与太漫画を見て育った世代だ。子供に普段から教養となるような言葉も使っていないだろうし、一緒に見るテレビ番組も教養からは程遠い物ばかりだからだろう。この子達も高校を卒業し、やがて大人になり結婚もするだろう。だがこんなバカ親の両親に育てられた子供はどうなるのだ。以前大人のバカ化が進んでいると書いたが、既に色んな分野で日本は他の国に後れを取り始めた。
「一番で無きゃいけないんですか？」
て言うアホ大臣もいたが一番で無ければ日本はやっていけない分野もあるのだ。その日本の将来を担う子供達がこうもアホばかりでは困るでは無いか。日教組みたいに子供達や日本の将来を考えるより、自分たちの生活しか考えないような団体があるから教育が変に歪められている。親、マスコミ、文科省一体となって子供のバカ化を食い止めて貰いたいものだ。
