すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

鼻の治療の思い出

 小学生の5年生くらいの時鼻の検査に引っかかり、治療に通う事になった。幸い夏休みだったので毎日耳鼻科に行けた。最初は確か姉に付いてきて貰った覚えがある。自覚症状は全然なかった。ただ慢性鼻炎ではなく何かよーしらん病名が付いていた。
 治療では綿棒の長い奴の先に薬が付いたものを両方の鼻の穴に入れ、これをスーコ、スーコと出し入れするのだが、これが結構痛いと言うか刺激的で、初めてなものだから涙腺を刺激して自然と涙が出てくる。また鼻くそを吸引するようなもので鼻腔内をガガガガと吸引する。これも鼻の中を掻き回されるようで痛い。
 「ギャオー、何て事するんだ、このヤブ医者め!」
私は思わず口走りそうになった。とにかく歯痛もそうであるが、頭に近い所で受ける刺激はとてつもなく応える。初回私はメロメロになりながら医院を出た覚えがある。口の中には薬をつけた何とも言えない苦みのようなものが残っていて嫌な感覚だった。姉にそのことを話すと可哀想に思ったのかアイスクリームを奢ってくれた。お陰であの薬の苦みは中和された感じになった。で、2回目以降は姉は付いてこなくなったが、私は治療後アイスクリームを食べるのが止められなくなった。お陰で一夏医者に通ううちに小遣いはすっからかんになってしまった。
 治療の効果というものは恐ろしいもので、最初あれほど痛かった治療も終わり頃は難なく受け入れられるようになった。ともあれ夏休みの間に治療が終えてほっとした事を覚えている。しかし後年水泳をしている人から
 「水泳をやりなさいよ。そうすりゃ鼻なんて一発で治る。」
と言われてなる程と思った。鼻から入った水は口から出すと言うことを絶えずやっているため、喉と鼻の気道が繋がって鼻づまりを防げるという。あらら、じゃあ医者に行くよりそっちが良かったか?だが私はどちらかというと泳ぎは余り得意ではない。第一アイスクリームを食べる大義名分が無くなってしまう。いずれにしても治ったから良しと思っていたが、最近はどうもまた悪いのじゃないかと思うようになった。小学校以来検査してないのでわからないが、どうもそんな気がする。もう医者に行くのは面倒だし今度は泳ぐ(水に浸かる?)ことにするか。