昨晩姉の家で夕食をご馳走になり、帰る途中花火が上がっているのを見た。どうやら安田の花火大会らしい。7月の祇園柏崎祭りの花火大会は規模も大きく全国的にも有名だが、こちらの花火もイイナーと思った。スターマインも少なく、上がる数も少ない。でもいいんだなー。それは空気の澄んだ秋空に上がるせいであろうか、それとも夜の長さが落ち着きを感じさせるのか、或いは暑さの一段落した（まあ、今年はこの時期でもちっとも涼しくなっていないが）初秋の時期が何となくもの悲しさを誘うのかはわからないが、喧噪さのない花火大会は何か心に浸みるものがある。とは言え私は未だかつてこの花火大会の会場に行った事が無い。いつも家の近所で見ているだけだ。会場に行ってしまうと何故か先ほど言ったしみじみと感じさせる物が失われてしまうような気がするからだ。ひっそりと家のベランダから冷えたビールでも飲みながら、一人で眺めているのがいい。肴は炙ったイカでいい。ついでに側でススキの穂でも揺れていればもっといい。（何か八代亜紀の世界になって来たな）
ともかくも秋の花火はいいんです。
