毎年この時期になるとゾクゾクと喪中葉書が届く。今年は余り来ないから年賀葉書は例年より多めに買っておくと、その後バタバタと届いて結果いつもの年と同じ位の枚数で良い事になってしまう。しかしこの歳になると友人達の両親も高齢化しているので、喪中葉書の届かない年はほとんど無いと言って良い。今年も今現在６通来ている。この分だとまだ来るやも知れぬ。こちらが既に訃報を知っている物ならまだいいが、そうで無い物は
「ええっ、あの人が！」
なんてことが良くある。慌てて香典を送ったりする。
それにしても誕生の知らせは嬉しいが喪中の知らせは寂しい。いずれ私も知らされる側で無く、自分自身の訃報を伝えられる身になるかも知れない。まあ、長く生きれば生きる程喪中葉書を受け取る事になる訳だが、これはある意味辛い事である。長生きして嬉しいのかそうでないかはその時にならないと判らないのかも知れない。
年賀状を書くのが面倒臭いのなら生前葬と言うのがあるのだから、今のうちに生前喪中葉書でも作って配りますか。あ、でもこれは１回きりしか使えないから毎年この手でと言う訳には行かないなあ。しょうがない、もうちょっと頑張って生きてみますか。
