すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

TPP

 今度の衆議院選の争点の一つにTPPがある。野田総理は交渉参加を表明しているようだが冗談ではない。国民は何も中身を知らされていないのだ。下手をすれば国を売るとことと同じになるかも知れないというのに、何も情報が伝わってこないと言うのはどう言うことだ?民主党内部は賛否両論だし、自民党は態度が曖昧だ。しかし経団連が参加したいのだから多分国会で安定多数の議席を得れば多分参加を表明するだろう。維新は橋下と石原の2トップが正反対の意見だから、ここも何が何だか判らない。みんなの党は一応参加のようだ。しかし国民の大多数はTPPがどう言う物かほとんど判っていないと思う。考えようによってはこれは財政再建と同じか或いは我が国の将来を左右するもっと重大な問題なのである。ぜひ皆さんにはインターネットを駆使して真剣に考えて欲しい。

 ちなみに私は大反対である。小泉構造改革と同じで市場原理に基づいた競争は国を台無しにする。小泉構造改革で雇用が増えたか?デフレは脱却出来たか?郵政民営化で国民は何のメリットがあったか?否である。参加を唱える橋下大阪市長のバックにあの小泉構造改革の黒子の竹中平蔵氏がいるのも気にくわない。アメリカは郵政民営化郵貯簡保の金を狙い、今またTPPで金融、保険の両業務参入で日本国民の資産を狙っているのである。TPPで主として貿易する相手はアメリカなのである。ならば日本とアメリカの2ヶ国だけの貿易協定ですむはずではないか。他の国々を巻き込み日本を抜き差しならぬ状態にし、対日本への関税障壁をなくして自国に有利に持って行こうとする狙いなのだ。日本の貿易国は何もアメリカだけである必要ではない。むしろもっと他のアジアの国々やヨーロッパに市場を開拓するべきなのだ。政治家先生、御願いだから国を売るような真似は止めてくれ!

中野剛志氏によるTPP解説