朝起きて相変わらず歯が痛くて頭が痛くなって来たが、何とか耐えて泊まっていたＮさんを漸くたたき出し、取り敢えずパスポート申請に市役所と旅行代理店へ旅行契約に行った。これで二度目の海外旅行決定。こうして自分を追い込んで行かないと、まただらだらとして結局何もやらない事になってしまう。今回はツアーで多少の不自由さはあるが海外旅行に慣れると言う事で応募した。後は元気に出発するのみ。
さて帰宅してからは痛み止めが切れたのかまた猛烈に歯が痛くなって頭ガーン、ガーン、ガーン・・・・・。余りの痛さに顔は顔面麻痺したかと思う程変形する、ギャオー、痛いどー！うんうん唸っていた時、お散歩クラブのＵさんがたまたまやって来て私の悲惨な状況を見て気の毒に思ったか
「ウチに痛み止めの残りがあるからあげようか？」
との仰せ。
おお、有り難や。実は医者から貰った痛み止めは後一錠しかなかったからそれを飲んでしまうと寝る時に飲む分がなくなってしまうのでどうしようかと思っていたのだ。何とか受診日の火曜日まで耐えねばならん。Ｕさんは頓服6錠をくれた。うん、これで何とか持ちそうだ。昼食後痛み止めを飲みベッドへ。何せ前夜もろくに眠れなかったからバタンキューだ。
一時間程眠った所で呼びかける声がしたので目を覚ますとＭさんが立っていた。鍵を掛けずに寝たし、テレビもつけっぱなしだったのでチャイムを鳴らしても誰も出てこないのにどうしたのかと思って二階に上がってきたのだ。
「死んだように眠っているので驚いたよ。（それにしては高いびきだったとの事）今頃寝ているなんてどうしたの？」
私は斯く斯く然々と訳を話した。そしてもっと早く歯医者さんへ行っていればと思った。何事も決断は早くしなくては駄目ですな。
