何でも歳のせいにするのは良くないが、物忘れをすることが多くなった。今日も今日とて地元コミュニティＦＭの番組審議委員会の会合があったのにすっかり忘れていた。審議委員会の進行役のＭさんからの電話で思わずアーと叫んでしまった。日付は27日というのは覚えていたのだけれど、今日が27日だと言う事の意識がまるで無かったのである。カレンダーに書いておかなかったのも悪かったのかも知れない。しかしそれにしてもである。今日は朝からタイヤ交換やら、オークションのこと、旅行の事やらを考えていたら、そのことは頭から消し飛んでしまっていた。最近は何か予定事がある場合前日から強く頭に念じておかないと駄目なので、その意味から行ってもメモっておくことは必須だったのに怠ってしまった。反省しなければならない。反省！（反省猿の如くうなだれる）
また昔のことを（と言ってもそんなに昔のことではないのだが）突然尋ねられてあの時どうしたと言われても良く思い出せないのである。相手からこうじゃなかったかと指摘されると、あぶり出しの文字の如く漸く少しずつ思い出してくると言う有様だ。記憶力が年々落ちて行くのは分る。しかし一方で新しいことを全く記憶できないわけではないから全く呆けたという訳でもあるまい。ただ記憶がこうして少しずつ薄らいで行くのは、自分がボケ老人になって行くようで少し怖い所がある。
物忘れ、勘違いが多くなったと言う事は確実に老いたことなのであろうが、本人は案外それを認めたくないのが本音だ。まああんまりボケないようにたまには日常と変わったことをして頭に活を入れた方がいいのかもしれない。その意味では今度の海外旅行なんかはいいなと勝手に納得するのでありました。
