友人に頼まれてジャズボーカルのライブコンサートに行って来た。歌っているお嬢さんは実は2,3年前にも聴いた事があったのだが、その時は何かアマチュア臭くて正直聴いている方が恥ずかしかった。だが今回は大分進歩していた。人前で歌う事に慣れてきたようである。アマチュアの域を漸く脱したかなと感じた。ただ私が毎度感じる事だが、歌う歌はジャズの曲だから当然英語の歌詞だが、その発音がどうにも戴けない。如何にも日本人歌手が歌っているという感じがして違和感が募ってきてしょうがないのだ。英語に限らず他の外国語の歌でも同じ事だ。余り発音が悪いと興醒めしてしまう。友人のKさん辺りはだから日本人歌手の外国語の歌のレコードは聴かない事にしているという徹底ぶりだ。
ライブから帰って来て耳直しにこの日彼女が歌った歌のレコードを掛けてしまった。別に彼女に恨みは無いし、まだまだ彼女は上手くなると思う。ただ日本人らしい発音の英語を聴くとこっちの英語の発音まで悪くなるようでやりきれないのだ。と言って自分の英語の発音も大したことは無いんですがね。まあとにかく外国語の歌を歌う歌手は片仮名発音にならぬよう、しっかり勉強して歌って欲しいものだ。
と言う訳で今夜歌われた歌の中から1曲お届けして寝る事にします。
サラ・ヴォーンの歌う"Misty"と言うとコペンハーゲンのチボリガーデンでの名唱が有名だが、こちらも負けず劣らずの出来だ。