対症療法的にしか庭の草取りをしてこなかった為、至る所で雑草がでかい面をするようになってしまった。流石にこいつらにこれ以上のさばらせて置く訳には行かなくなってきたので、徹底的に根絶やしにしてくれんとて漸く重い腰を上げることにした。（何やら寛容的に接したようなことを言っているが、要するにサボっていたって事でしょ。――え〜、早く言ってしまえばそう言うことになりますか。）
暑いから日陰廻りをしながら取り始める。それにしてもスギナという奴は地中のそこら中に根を張っている嫌らしい奴だ。取っても取っても後からまた生えてくる。たっぷり汗をかき、腰も痛めて何とか西側の庭を残して本日終了。後は明日以降またやることにした。（ホントにやる？）雑草を取ったら大分庭がすっきりした。こんな事ならもっと早くやるんだったが、尻に火が付かなければやらない私の性格からして思うだけでしょうな。
雨が大して降らないのに雑草という奴はホント枯れません。したたかに生き延びて勢力を拡大してくる。このくらい図々しく生活力があるのは雑草ながら大した物である。軟弱な人間は大いに見習う所がある。
そして我が懐もこの位造作なく豊かになってくれれば良いのだが、生憎こちらはどうもその気配は一向に無い。ああ、財布に水を注げば千円札が一万円札に育っているなんて事にならないかなあ。草取りで引き抜かれる雑草の如く一枚、また一枚と福沢様が消えて行く。こちらの方はすっきりとなっては困るのに・・・・・・。
