すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

柳の下の泥鰌

 晴れたー!おキノコ様が呼んでいる。お散歩クラブのUさんと光ヶ原高原へ出かける。ここは夏にJURI様親子と一緒にキノコ採りをして収獲のあった場所だ。勇躍して乗り込んでみたが、ありゃー、無い。あれほどあったおキノコ様が影も形も無いジョー。綺麗さっぱりのスッカラカンだ−。しょうがない、キャンプ場から続く信越トレイルを行ってみるか。しかし行けども行けども食用キノコは姿を現してくれない。ま、実はある程度こんな事も予想していたのだ。光ヶ原高原や信越トレイルのある場所はブナ林が多い為、秋のキノコは駄目かもと内心思っていたのだ。結果予想はぴたりと当たってしまった。ブナ林というのは全くキノコの出が良くない。ブナの古い倒木でもあれば秋が深まってからナメコが採れるのだが・・・・・。

カバイロツルタケかも知れんが自信がないので採らんかった。

こ〜んなのや

こ〜んなのじゃなー


 な〜んも採れずに帰るのは癪に障る。第一前日にキノコ博士のH先生に明日はキノコ採りに行って来ますからまた鑑定を御願いします、と言った手前格好が付かん。ま、腹が減っては戦は出来ぬ。取り敢えず昼食にした。だが昼食を摂っている間に何やら怪しい雲行きになって来た。Uさんと協議した結果、この間いもり池に行った時のように雨が急に降っても困るので、撤退するかと言う事になった。言うなれば捲土重来を期そうと言う訳だ。だが山を下っているうちにまた空模様が良くなってきた。こうなると私の心変わりは早い。君子は豹変するのだよ、ヒヒヒ。(誰が君子だ?)これを英語ではジャガー・チェンジと言ってだなあ・・・・(アホ!)

 てな訳で妙高笹ヶ峰へ行く事にしたとよ。ところでまた途中で心変わりが・・・。
「やっぱ笹ヶ峰やーめた。車からあんまり歩くのやだもん。」
Uさんは私が頻繁に行く先を帰るので呆れるばかり。とにかく今度は行き先を斑尾方面にする。懲りない私は待たしても二匹目の泥鰌を狙うのだった。

 エライ回り道をして到着。早速探し始める。おお、最初から毒キノコ様が歓迎してくれる。これは脈有りですよ。言ってる間にイグチのご一家様発見!だが中には相当くたびれているのもある。確か図鑑で見た事有るキノコだったよなー。何だっけ?駄目だ、思い出せん。たぶん食べられないだろうけど後学の為に状態のいい奴を1本持って帰るか。そうしたらこれが後でハンノキイグチと判明。クソ-、惜しい事をした。

こーんなおキノコ様がそこら中に・・・。(ハンノキイグチと判明)

だが程なくでかいタマゴタケをGET!こりゃあさい先がいいですよ。その後も次々にタマゴタケを採取。まさか今頃まで採れるとは思わなかった。帰りがけには幼菌の可愛い奴も。

おお、またもやお会いしましたな、タマゴタケ殿

毎度お馴染み可愛いオチビちゃん


 だが本日の狙いはハナイグチが出ているかどうかだ。だが期待は外れ、まだ時期が早かったようだ。引き揚げて元の道をたどり始めた時Uさんが
 「あの葉っぱみたいの何?遠くてちょっと分らないけど葉っぱだよね?」
 「どれどれ、確かめればいいじゃないか。あれ、こりゃあ葉っぱどころかハナビラタケだよ。やったべー、Uさん、大ヒットだー!」
お守りをしていてくれた蛙さんにどいて戴いて大きな株を2株採取。いやー、ハナイグチは採れなかったけどこんなのに当りつくなんて。代打満塁逆転サヨナラホームランの気分だべ。まさしく敵は本能寺だな、こりゃあ。

と言う訳であとは若干のチチタケとヤマイグチを採って帰宅。帰ってから早速ハナビラタケとハンノキイグチは油炒め。ヤマイグチは焼いて食べた。ハナビラタケの食感はメカブを食べているようで中々良かった。そして肝心のタマゴタケは酒を若干入れた皿にタマゴタケの傘だけを並べ、上にバターを載せ電子レンジで3分程チン。ちょっと醤油を掛けて食べると・・・・・。いけまんがな!こりゃあ酒を飲まんと・・・・。

 ちょっと帰りは遅くなったけど獲物は少なからずあったので何とかH先生にも面目を施す事が出来、ほっとしたすかんぴんでした