すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

太陽光発電

 用事で市役所へ行ったら久し振りに中学時代の同期生のW君に会った。訊けば太陽光発電の設置申請に来ているという。私は雪国の新潟県でも大分太陽光発電が浸透してきたなと思った。彼も原発反対者の一人である。

 そもそも原発無しでは我が国のエネルギーが賄えないかの如く仰る経済界のお偉方は原発がなくなると利権がなくなるから困るのである。原発には多大な補助金が出ている。また大手電力会社だけで発電、送電しておれば電気の価格は高値で保てる。これを発送電分離、小電力発電も認める方向で行けば、直ぐに個人の家庭の電気のあらかたは賄えるようになる。

 原発が動かないと仕事が無いというのは言い訳だ。原発廃炉決定すれば直ぐに廃炉に向けた仕事が出るはずだ。原発は事故を起こした場合の補償や放射性廃棄物の処理費用などを考えると実は金喰い虫なのである。

 太陽光パネルは年々発電効率が高まってきているし、量産すれば価格は下がる。またデジタルカメラの普及と性能アップを見てみれば分るように普及すればする程技術は発展し性能は上がるのである。

 自然エネルギーは電力供給が不安定だと言うが、だからこそ多様な自然エネルギーにすれば良いのである。太陽光のみならず風力、波力、地熱、水力、その他様々な形態が考えられるであろう。しかも小電力発電を認めれば寧ろ災害時には反って有利なはずだ。即ち被害の集中化が防げるし、復旧も小規模程早いと思う。

 以上どう考えても原発再稼働はおかしな話だ。どうしても電気が足らないというのであれば一番安全基準を満たしている原発を期限を区切って動かせば宜しい。このままなし崩し的に再稼働すれば国民は永久に原発の危険と隣り合わせでいなければならないし、高い電気代を払い続けなければならないだろう。もちろん最初は電気代が高くなる事があるかも知れないが、今一度良く考えて欲しい。今度の原発事故で一体どれだけの処理費用が掛かるか、未だに見当が付かない。しかもそれは全部電気代や、税金となって我々が負担させられるのである。

 車を買うと思えば太陽光パネルの設置は安いものだ。電気代を稼いでくれるのだから。本来はもっともっと政府が後押しして良いはずだが、そうならないのは政府与党が経済界、電力業界から莫大な政治献金を受け取っているからである。政治献金とは聞こえは良いが簡単に言ってしまえば賄賂と同じだ。賄賂とならぬように自分たちに都合の良い法律を作り誤魔化しているだけである。

 私達はもっと利口にならねばならぬ。一体誰がこの国を間違った方向に導こうとするのか良く見極めねばなるまい。政治について語れば切りがないが事原発問題に関してだけでも真剣に考えねばならない時期に来ているのだ。