すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

サファイア針仕様モノラルカートリッジ

 Yさんがサファイア針のモノラルカートリッジを作ってくれた。早速夜はレコード三昧。当然かけるのはヴォーカル盤。うん、いい。以前よりヴォーカルが落ち着いて聞こえるし、ささくれだったり、キンキンする所がない。これはいけますよ。

以前のものより能率のいいのもいい。レコードを掛けていることを忘れてしまう滑らかさだ。こうなるとダイヤモンド針糞食らえですな、こりゃあ。秋の夜長、今宵掛けたのはまず白人ヴォーカリスト、クリス・コナーのアルバム「バードランドの子守歌」しっとりとしたバラードが溜まらん。以前はこの歌手は少し荒いかな?と思ったりしたものだが、このカートリッジで聴くと全然そんな感じはしない。オーディオ機器がグレードアップすると、その歌手の認識も新たになるから面白い。

 私が持っている高価なフェアチャイルドのカートリッジに勝るとも劣らない。う〜ん、これは凄いことですよ。元々私のレコード・コレクションはモノラル盤の方が多い。大沢さんに作って戴いたカートリッジもいいのだが、音の甘さを排するため、横方向にしか針先が動かない構造になっている。ために反ったレコードや、溝の浅いレコードなどは、ともすると針先がレコード表面を滑ってしまうのだ。まあ、これは大沢さんのカートリッジが悪いのではなく、私の使っているアームの能力不足と言うことになるのだろうが、貧乏人の身、おいそれとそんなに高いアームは買えない。その点Y製カートリッジはそんな心配は要らないから、モノラル盤を選ばず掛けられるのは嬉しい。

 こうなるとヴォーカルだけ聴くのは勿体ない。他の盤も聴いてみるべえ。やれやれ、今夜も夜更かししそう。

Chris Connor "Try a Little Tenderness"