最近は美術館や展覧会にちっとも行ってない。余り言い催し物が来ない事も有るのだが、そもそも我が市柏崎には常設の美術館が無い。一度建設の話が出た事は有ったが議会で反対派が多数となり立ち消えになった。残念至極で有るが駄目になったのを嘆いてもしょうがない。で、お隣の長岡市の近代美術館に良い催しがあれば出かけて行っていたのだが、ここも最近は私の興味を引くような物はやってこない。
北陸新幹線は柏崎を通らない。これでは益々我が市は寂れて行き、いい催し物も素通りしてしまうような気がする。まさしく文化の孤島化してしまいかねない。こうなると東京が羨ましい。音楽、美術、様々な芸術が直ぐに見る事が出来るのだから。いくらインターネットの時代で情報はたやすく手に入っても、実物をこの目で見る事は出来ない。昨年スペインに行ったのもプラド美術館で実物を見たかったからで有る。
いい物を沢山見なければ芸術の審美眼は育たない。徒にただ沢山作品を作ればいいという物でも有るまい。田舎暮らし。決して嫌いでは無いけれど文化の香りから遠ざかるというのがどうにもねえ・・・・・。（え、あんたは文化人を気取りたかったのか？）しょうがない。せめて好きな音楽でも我が愛器で聞いて秋の夜長を過ごしますか。
