すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

12月の大雪

 町内の忘年会のやっている最中雪はどんどん降っている。ひえ〜、やめておくれ。明日は早くから除雪に励まなくてはならないじゃないか。この降り方だと40cmくらい降りそうな勢いだなあ。う〜ん、12月のこの時期にこんなに降るなんて今迄経験した覚えはないぞ。これも地球温暖化のせいか?反則じゃ〜!

 何でもこの最近の異常気象の原因は偏西風が大きく蛇行している事だそうな。だから今冬は暖冬だと言っても全体から見ればそうかも知れないが、一部を取り上げれば今回のように大雪になる事もあり得るのだそうな。

 まあ難しい事は分からないが、こんなに早くから大雪に見舞われたのでは外回りの仕事の人は大変であろう。私も嘗ては外回りの仕事をしていたからその苦労はよく分かる。正月前の大雪は有り難くなかった。正月前は仕事が集中するので、兎に角雪が降ると仕事の能率が極端に落ちてしまう。せめてあらかたの仕事が終わる28日前には何としてでも雪に降って欲しくなかった。

 雪に因る仕事の遅れは雪国に生活する者にとっては大変な損害である。雪そのものの処理だけでも大変だが、仕事にそれが影響するのだからそれだけでも雪の降らない地域に済む者とはハンディが有る。税金などはもう少し安くならないかと思うのだが、都会に住む人々にはまた意見があろう。だが雪国に住んだ事のない人は雪国に生きる辛さ、難儀はとうてい分からないだろう。たまにこちらに来てああ、自然はいいなあ、とか雪は綺麗だねなんて呑気な事を言ってられるのは、こちらに一時しか滞在しないから言っていられる事なのだ。だがそれは敢えて批難すまい。当然の事である。私が彼等と同じ立場であればやはりそう思うからだ。

 住んでいる者にとってはこんなにやっかいな物はない。だがこれがなければ巡ってくる春の感動も無いし、貴重な水資源にもなりえない。今この歳になって自然の懐に身を委ねると不思議と雪を憎めなくなっている自分に驚く。歳を取れば益々雪処理が嫌になるのにどうした事か?うーん、お迎えが近くなったかな?

 明日も朝早くから除雪に励まなくてはならないが、ある意味都会に住む人々より自然な暮らしをしているのだと思うと、不思議な喜びを覚えるのである。