大雨の際、下水が溢れて床下浸水する家が町内に有るので、予てから何とかして欲しいと市に陳情していたのだが、調整池工事をすることになり、漸く土地買収も終わり、今年度着工するばかりになっていた。ところが昨日突然担当のガス水道局から電話が掛かってきて、申し訳ないことをお伝えせねばならないという。
そこで隣の町内会長共々担当職員に会ってその話を聞くと、今年度はその工事の予算が付かなかったという。突然降ってわいたような話でこちらも当惑したが、国が毎年出している補助金が今年度は出なかったというのだ。従って市の予算だけでは到底足りないので、今年度の工事着工は無理だとのこと。
何でも市の方でも補助金はは大丈夫だと言うことで、今年度着工を我々に伝えていたらしい。突然の補助金取り止めは余り例が無いらしい。こちらとしても市を責めても始まらない。だが掛けられていた梯子を外されたようでちょいと困る。また今夏溢水しても困るので、下水の浚渫を御願いしてＯＫした。
それにしても災害対策を声高に叫んでいながら、災害対策の補助金をケチるとは、国は言ってることとやることが違うのではないか。一体ケチった補助金は何処へ消えていったのか？大企業の税金はこれでもかと言うほど減らすのに、国民を安全にするための金は出さないと言うのでは納得が行かぬ。今一度税金の使い道を検討して欲しいものだ。
