地元ＦＭ局の営業部長を務めるＭさんがやって来て、毎週1回10分間ばかりの方言番組を作ってくれと言う。何で私なのかは知らないが、おそらく以前私が番組を作っていた時に方言を取り上げたコーナーがあったので覚えていたのだろう。それと私は地元柏崎を出たことの無い根っからの田舎者であるから、それも関係しているのだろう。
さてやるからには少しは調べなくてはなるまい。幸いあんちょこ本も持っているから、少しは参考になる。だがこの手のことを語るとなると、必ずウルサイ年寄り連中の横槍が入る。曰く
「そこはそうじゃねえ」だの「発音やアクセントが全然違う」だのやかましくて敵わない。だがこちとらそんなことを気に掛けていたんでは番組は作れない。勝手気ままにやらせて貰うつもりだ。
かつてＢＳＮのラジオ番組に大倉修吾なる越後弁で話す名物アナウンサーがいたが、あんなのはまだまだ甘い。ふふふ、私が本気で喋ったらどうなるか？ ついうっかり脱線して放送禁止語をぽろりと喋ってしまうんじゃないかと心配している位だ。エヘヘ、あんまり私にやらせない方がいいんじゃない？
ま、そう言う訳だすけ、おめさん方楽しみに待っててくらっしぇえ。但し柏崎のもんしか聞かんねどもね。まあ、こんげに面しぇえ番組、おら初めて聞いたがね、と言う番組にしてすけね。頑張るこて。
