すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

美味い蕎麦屋

 この前Uさんが冬囲いを外すのを手伝ってくれたので御礼に久し振りに旧小国町にあるお蕎麦屋さんへ食べに連れて行った。まだ小国は結構雪が残っていてそのお蕎麦屋さんの有る所は名だたる豪雪地帯。暖冬だというのにしっかり雪の壁が出来ていた。その御陰でうっかり店を通り過ぎ、慌てて戻って来て漸く見つけた。確かウチが家を建て直した後1回来ていたので、訪れるのは3年ぶりになるだろうか?このお店は家を建てた工務店の社長さんから教えて戴いたもので、結構美味しかったのでその後また来ていたものだ。

 さて店の前に来てみると何だか様子がおかしい。店に暖簾が掛かってないし、駐車場には他の車の侵入を防ぐが如く、入り口にドカッと車が置かれている。そこへたまたま通りかかったその部落のお婆さん達に聞いてみると、数年前に閉店したという。ありゃー、何てこった。折角訪ねてきたのに・・・・・。

 しょうがないから来る途中にあったもう1件のお蕎麦屋さんに行く事にした。新しい感じの店で入ってみると結構広く、清潔感もあってなかなか宜しい。だががっかりしたのが、お蕎麦以外にもラーメンやうどん、丼物などおよそ食堂が取り扱うメニューがずらっと並んでいる。うーん、こう言ったお店の蕎麦は大抵大したことないんだよね、と心の中で呟いた。おまけに肝心の蕎麦が私の嫌いな布海苔蕎麦と来たもんだ。まあ、しょうがないか。ここは小千谷市にも近い事もあって布海苔蕎麦圏内だからね。

 まあ今更店を出る訳にも行かないので、覚悟を決めて注文した。こうなったら天麩羅も注文してとにかく腹を満たす事に撤し、味の事は無視しよう。量が食べられるようにへぎ蕎麦を注文した。

 蕎麦が来るのは割合早かったが、オイオイ、ちゃんと水を切ってきておくれよ。びしょびしょじゃないか。これじゃ蕎麦つゆが薄まっちゃうよ。で、その蕎麦つゆがまた薄味過ぎて全然美味しくない。只でさえ薄味がびしょびしょ蕎麦の御陰で益々薄味になる。蕎麦はと言うと蕎麦の香りは全然しないで、まるで冷や麦を食べてるようだ。まあ天麩羅が救いか。

 惜しいねえ、このお店。折角お店自体は立派なのに肝心の蕎麦がこれでは・・・・・。おいらが打つ蕎麦に完全に負けてるよ。そもそもおそらく毎度言ってる事だが蕎麦粉の含有量自体が少ないのだろう。五割か、嫌、下手をするともっと少ないかも知れぬ。蕎麦粉の割合を減らして儲けるよりも、美味い蕎麦を食べさせてお客さんを増やす方がいいと思うんだけどねえ。

 まあ、近頃は何処へ行っても美味しい蕎麦を食べさせてくれるお店は滅多にない。ガッカリポンである。こうなったらやはり自分で打つしかない。さあ明日はKさんも呼んであるので頑張って打ち、しっかり食べるぞ−!

Kさんが貸してくれた「そば通の本」。これを書いている人が打つくらいの美味しい蕎麦を食べてみたいもんだねえ・・・・・。