電話を取ると上越市のオーディオ仲間Ｓさんからだった。修理を頼んで置いたティアックＸ2000Ｍが出来たという。分解が中々大変だったと言う。然もありなん。テープレコーダーは部品点数が多いから分解するにしても順番が有り、難しいのだ。
先に修理してもらったＸ10Ｒは只だったから、まさか今回も只という訳にはゆかない。言いにくそうにしていたＳさんに今後も頼む事が有るだろうから、お金を取って欲しいと頼むと、おずおずと
「じゃあ、2万円。そのかわり先に修理したＸ10Ｒはまだ動作がスムーズでないから、もう一度只で修理してあげる」
との事。メーカーに出せばいくら取られるか分かったもんじゃない。こんなに安く修理してくれるのは友達ならではだ。
ＳさんによるとＸ2000Ｍはベルトが駄目になっていなかったから、まだ良かったとの事。Ｘ10Ｒとは違って今度は録音も出来るという。おお、それは有り難や。それならジャズ仲間のＴさんに頼んで、来年は招聘したジャズバンドのライブを生録させて貰おう。2トラ38機だから、きっと良い音になるに違いない。スタジオユースのコンソールモデルも持ってはいるが、これはおいそれと搬送出来ないので、Ｘ2000Ｍが使えるのは有り難い。
さてＳさんに感謝して電話を切ったが、ここで問題が発生した。それは私が金欠で有る事で有る。２万円は決して大金ではないが、さりとて年金生活者の私にとって決してお安くない金額で有る。しかし当然支払わなければならない。さー、どうやっって資金を捻出するベえ？
こうなったら今オークションに掛けている昔の漫画本の出品を多くして、何とか捻出するしか有るまい。オークションを見ている方、なるべく高値をつけて落札してチョ。（虫のいい野郎だ）幸いまだ出品する本はかなりある。これを出来る限り売って資金を作るぞー。それにしても道楽するのは貧乏人にとっては中々大変ですな。
