すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

上げるのやーめたっと

 オークションに出品しようと亡きN君から引き継いだレコードの写真を撮って、パソコンで修正してネットに上げる直前で、一体今このレコードは幾らくらいしているかと調べたら、何とSACD3枚組で8,500円ほどしているではないか。オイラはこれを僅か1,100円で上げようとしていた。しかも音質的にも有難きアナログ盤だ。くそ、これを聞かないで出品するのはアホじゃ。

 

 と言う訳で早速そのレコードを聴いた。レコードはモーツアルト作曲の歌劇「ドン・ジョバンニ」全曲盤だ。今迄歌劇の全曲盤というのは何度か買ってはいるが、どうにも長すぎて聞き飽きて、満足に聴き通すと言う事が無かった。しかし我が家の再生装置が良くなったせいか、これが非常な存在感を感じさせてくれる音で鳴るから、それに圧倒されて聞き飽きると言う事が無い。

 

 結局出品するのが勿体なくなって、自分で聴くために取っておく事にした。まあ名盤なだけに元々出品するのは惜しかったんだけどね。オーディオ再生装置の音が良くなると、音楽感が変わるとは思っていたけど、今夜は熟々それを思い知らされた。特に辺りが静かな深夜は一層この演奏が心に沁みる。まあ、少し近所迷惑になっているのかも知れないけど、いつものジャズに比べれば、うるさくないから勘弁して貰おうかな。(我田引水だね)

 

 しかしこんなに良く鳴ると、以前かったるく聞こえていたレコードも良く鳴って聞こえるかも知れん。また引っ張り出してみなくては。(笑)同様にN君から引き継いだレコードはまだまだ沢山有るから、片っ端から聴いてみよう。また新しい発見があるかも知れない。

 

 ま、ゴミに出す?のは何時でも出来るから、じっくりとまず自分で聴いてみてからでも遅くは無いと言う事ですな。勉強になりました。実際オークションに出品し、高々2,3,000円の儲けになるより、それ以上の心の栄養をこのレコードからもらい受ける事が出来ました。(オオ、かっこええ)これに懲りて軽々にオークションに出品するなんてことは、やっぱりします~。だって、オイラいつも懐が寒いんだもん。今回は例外だよ~ん。(舌の根も乾かぬうちにこの男は全く・・・)