さて糸魚川と言えば糸魚川静岡構造線、これは露頭にそれが現れている地点に以前行った事が有るが、もう一つ有名なのがヒスイ。何たってこれですよ。奴奈川姫伝説も有る事だし、ヒスイの産地と言う事で、この伝説を一層神秘的なものにしている。松本清張の小説にも「万葉翡翠」と言う短編が有る。
てな訳でここはどうしてもひすい美術館を訪れなければなりません。
ひすい美術館入り口
この翡翠園の看板に有るように、」昭和30年3月以前はひすいの持ち出しが禁止されてなかったから、この谷村建設の社長さんのように、ヒスイを掘り出し、職人さんに加工させたものらしい。うーん、土建屋さんのメリットですな。今では一体いくらのお宝になるか想像がつきません。
さてもう説明の必要無しです、素晴らしい玉の数々をご覧下さい。
これは地元産のヒスイを加工したもの。谷村氏は地元産だけで無く、世界中のあちこちから玉を集めていたようだ。
これは本水晶の観音様。凄いですね。ともかくこんなに一度に玉を見るのは2000年にミネアポリス美術館の中国室を見て以来だ。あの時の玉を加工した数々の作品にも驚いたものだ。
只もう口をアングリとして見ています。(笑)
インドヒスイの龍上聖観音立像
今ではヒスイが採れる小滝川上流などは採取禁止だが、海辺で拾うのはOK。そこで海辺でこれはと思うものを拾い、「フォッサマグナミュージアム」で鑑定して貰う訳です。たまに大物を拾う人有り。皆さんもチャレンジされてみては?
さてひすい美術館を見学した後はお隣の敷地に有る「七社」、「釈迦堂」「五百羅漢堂」を見学します。中でも面白かったのが五百羅漢堂です。
五百羅漢堂
本当に五百体有るのかな?
羅漢さん達はみな色んな仕草をしている。また顔がどれ一つとて同じ物が無いようだ。見てるだけで楽しい。
さて最後についでだからフォッサマグナミュージアムまで足を伸ばす。何か面白い催し物やってないかな?
しかしこの間クラシックカーの展示をやったばかりなので、今日は露店が出ているのみで、大したことが無いので早々に引き上げた。でも館内はヒスイの鑑定会をやっていたので、家族連れで賑わっていた。みんな海岸で拾った小石を持ち込んで来るみたい。
フォッサマグナミュージアム。結構人出は有りましたよ。向こうに見える山(右奥)は明星山。
はい、何だかんだとあちこちぶらついて、結構暇潰しになりましたよ。10連休と言っても懐具合が懐具合だから、そんなに遠くには行けません。まあこの辺りがオイラにゃ似合っているようで。それではまた。