だいぶ久しく使ってなかったレコード洗浄機を使ってみた。これは我が家に出入りするＴさんが作ってくれた物だが、市販品の３分の1程度の価格で作ってくれたから、懐の常時寂しい私としては大助かりである。但し最初に購入した時、頻繁に使ったが、最近はとんと使ってなかった。
これはどうせ洗浄するのだったら１枚位では面倒臭いと思っていたからである。しかしこの所レコード再生時にやたらプツプツ言うレコードが増えてきた。また買った中古レコードの中に元々プツプツ言うのも有ったのである。
特にお気に入りのレコードがパチパチ、プツプツ言うのは流石に気になる。そこで意を決して何枚かレコード洗浄をした。この装置は元々ペットを洗うために開発した機械がベースになっていて、水に入れ、超音波で洗う。お高い洗剤を使わないのがグー。
この装置で唯一やや不便なのが、レーベルが濡れないようにするためにアクリル円盤でカバーするのだが、そのゴムパッキンの取り付けが中々スムーズに行かない所だ。このカバーは市販品でＴさんが製作した物でないからしょうがないが、ここを何とかして欲しい。嵌めたままにしておけばいいのだろうが、ゴム故に嵌めたまま伸びては困るので、外しておくのだが、毎回取り付けるに苦労する。
まあ、ゴムパッキンはさておいて、早速洗浄にかかる。ボタンが１回１分、３分、５分と有るのだが、恐らく１分では大して効果は望めないと思い、毎回５分ボタンを使用している。しかし以前も使って分かったことだが、かなりパチパチ、プツプツ言う物は５分位ではまだ完全には雑音が取れない。
そこで今回は５分ボタン１回の場合と２回の場合とでレコードを変えてやってみた。結果はやはり２回が良いようで有る。かなりプツプツ言っていたレコードがほとんど気にならなくなった。一方１回だけではまだ雑音が気になる。しかし絶対この洗浄機は効果がありまっせ。それに洗ったせいか、何となく音がクリアーになったような気が・・・。
とにかくノメシコキをしないで、今後は少し雑音が出てきたなと思ったら、マメに洗浄しなくては。第一ＣＤ党の連中から、これだからアナログレコードはいやなんだよねと言われてしまいかねない。まあ、例え少し位プツプツ、パチパチ言おうとも、レコードはＣＤより圧倒的に音がいいんだけどね。エッ、ＣＤの方がずっと音が綺麗だろうって？
そこのあなた、それは全然オーディオがわかっとらんぞな。修行し直してくんなましょ。第一音の綺麗さだけが音の良い事の一つでは有っても、それだけで音の良さが決定されるものでは無い。まだまだ色んな要素が組み合わさっておるんだよ。短絡的にノイズが出ないし、取り扱いが簡単だから、ＣＤが優れているなんて野郎はオーディオのイロハも分からないアホな輩なんだよ。（段々言葉が乱暴になってきたな）
と言う訳で、たとえパチパチ、プツプツ言おうが、洗いまくって、ひたすらアナログレコードに邁進する愚直なすかんぴんでした。
