この間スピーカー切り替え器を付けた際の試聴レコードにミーさんから戴いたトスカニーニ指揮の「新世界より」(以前紹介済み)をかけた。実はこのレコード、戴いた時より感じていたのだが、どうも完全なモノラルに聞こえないのだ。
私だけがそう感じるのかも知れないが、確かに左右で違った音が聞こえる時がある。これがステレオ針を用いているのならまだ分かるが、モノラル針で再生しているのにそう聞こえるから益々不思議なのだ。
うーん、どう考えたってそんなことはあり得ないはずなのだが・・・。え、お前さん、耳もおかしいが頭もおかしくなったんじゃないかって? まあ、頭は大分怪しくなってきたが、まだ耳はそんなに遠くなっちゃいない。けどなあ、今迄どんなモノラル・レコードをかけたって左右の音が違って聞こえることはなかった。そもそも私は以前はモノラル・レコードをかける時はモノラル専用にしているスピーカーで鳴らしていたので、ステレオ用の左右1組のスピーカーで再生することは無かったから、左右で音が違うなんて事は経験しようのないことだったのである。
まさか位相が違っているのかなあ。でも他のモノラル・レコードはそうは聞こえないんだから、そんなことは無いだろう。してみるとやはり私の空耳か? まあ今度誰か来たら、このレコードを聴いて貰ってみることにしよう。そうすりゃ私の空耳かどうか分かる。やれやれこれも老化現象の一つ?