最近はとんと小正月の行事について言われなくなった。昔は1月15日が成人の日と言うことも有って休みだからちょうど良かったので有る。14日は小年夜で15,16日が小正月で有った。また藪入りにも当たっていたので昔の奉公人は実家に帰れるのを楽しみにしていたものである。
私自身も子供の頃はまた正月が来たと行って喜んでいたが一体いつの頃から話題に上らなくなった物か。今でも塞の神などの行事はこの日に行われているのが僅かに小正月の面影をとどめているだけだ。成人の日が移行したから小正月が顧みられなくなったのか、それとも最早古い風習として忘れられたのか知らないが寂しい限りで有る。
ハロウィーンなどの外国の行事などは年々盛んになって行くのに日本の行事がなぜ大事にされないのか誠に不思議である。今や重陽の節句などはどこもやらない。美しい日本の風習は今や何処にも見る影がほとんどなくなってしまった。
二十四節気などと共に有ったこう言う風習をもっと日本人は大事にしても良いのでは無いか。ハロウィーンなどの馬鹿騒ぎを見るにつけそう思うので有る。エー、だからして14日は小年夜と言うことも有るので新蕎麦パーティーをこの日に持って来たのです。さあ、小正月を楽しみますぞ。