上越市のオーディオ仲間Sさんがやって来て私にアンプ2組を貸してくれた。間にラインアンプとアッテネーターも入れた。一組はモノラルアンプ2台。もう1台はステレオアンプだ。これをオートグラフに繋げる。
Sさんはセッティングをてきぱきやって早速音出し。曲は「ベン・ハー序曲」サントラ盤だ。音はどうかとSさんに尋ねられて私は正直?と思った。音が少し押さえつけられたような感じで、今迄の音より迫力が無い。低域は以前より締まって聞こえたが・・・。
しかしやがて段々音が伸びてきてやっと調子が出て来た。まあ、電源を入れてすぐに調子が良くなる訳無いんだよね。大型スピーカーなんだから。ましてや繋げているアンプは管球アンプ。暖まってこなければ調子が出る筈がない。
やっとオートグラフらしいスケール感が出て来た。音はタンノイの音にかかわらず?スッキリしていて低域はだぶつかない。そこで今度はジャズのピアノトリオをかける。おお、中々良い。タンノイでジャズが聴ける。まあ、本当は良いスピーカーは苦手なジャンルが有ってはならないんだけどね。実際は中々そう観単にどのジャンルも上手くならせる訳ではない。
ヴォーカルがきつくならないのが良い。当面はヴォーカルはこのシステムで聴くことにしよう。モノラルの方に付け替えてもそんなに大きな差はなかったが、幾分か落ち着いた音になった。個人的にはステレオアンプの方が好みかな。直熱3極管使っているシングルアンプだし。(笑)
と言う訳で暫くこのアンプを貸しててあげると言ってSさんは帰られた。その後でピンポ〜ン。出てみるとUさんだった。キノコの森にキノコの出具合を見に行ったらしい。そして私の前に差し出したのは、数本のハタケシメジとアンズタケだった。
「え、ハタケシメジもう出たの?10月に入ったら行こうと思っていたのに、こんなに早く出たか」
「うん、私も他のキノコが出てないかと思って行って見たんだけど、まさかハタケシメジが出てるとは思わなかった」
「これこれ、キミは抜け駆けしちゃいかんよ。ボクちゃんと一緒に行くはずだったのに・・・。ま、いいか。初物だからそれ持って行って食べたら?」
「抜け駆けしたお詫びにこれ置いて行く。食べて」
との事。で、早速昨日作ったキノコ汁の仲間入り。アミタケもまだ碌に採ってないのにハタケシメジとは些か驚いたが、まあさい先がいい。今後の展開が楽しみとなった。今のところキノコ不猟の今シーズン。これからの収獲が大いに楽しみです。