すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

聖山でBBQ

あまりに暑い日が続くので涼しい所へ行って焼肉でもしようということになってお散歩クラブ県外遠征の第2回目は長野県の聖山に決定。ここは以前登山に行ったことのある山だが標高1447m、周囲の眺望もよろしい。おまけに車で頂上まで行ける。ノメシコキにとっては誠に結構な山だ。
 出発の前日6日の夕べは町内の納涼夏祭りがあったため翌7日は早朝から後片付けに追われ出発が午前8時となってしまった。今年は班長をしているためサボるわけには行かないのが辛いところ。まあ、それでも今回は前回の尾瀬ヶ原と違って歩かなくてもいいから誠に気楽である。高速道路も渋滞することなく順調に車を走らせ麻績インターで降り一路聖山目指してまっしぐら。だがどうも何か変だ。以前来た時と道が違っているような気がする。まあ、しかしナビは一応聖山へ向かっているのでそのままGO!だがゴールが近づくに連れて不安は募る。やはりこの道は通ったことがない。それでも聖山周辺の地図の看板が有るところへ来たので確認しながら行くも自信がないので戻ってきて近くのホテルで聞いて再び同じ道へ。(何をしてるんだろうね、全く)すぐに頂上へ着いた。頂上にはどこかの少年団の一行が既に来ていて頂上の半分を陣取っていた。我々はその片隅でクーラーボックスに詰め込んできた焼肉材料やらビールやらを取り出し、カセットコンロで焼肉開始。調理師免許のあるMさんが薀蓄を垂れながら肉を焼き始めたが野菜も構わずどんどん入れ始めたので「肉だけ先に焼いたほうがええんとちゃう?」と我々は言ったのだがMさんは聞いてないふり。まっ、いいか。腹へ入れば皆同じ。ビールを凍らせてきたのだがまだ十分に解凍してなかったようで私のノンアルコールビールは泡を吹き始めた。こりゃ、まずい。こうなると呑気に焼肉を食べてはいられない。とは言え泡の吹き出す合間を縫って何とか肉をガサる。焼肉の宴たけなわの頃先程の少年団のうちの一人がこちらを通りがかって物欲しそうにじっとこちらを見ている。私は「坊や、幾ら見ててもあげないよ〜。あー、ビールが旨ぇ〜、肉もうんめえ。早く大人になんなさい。こんないい事できるんだから。」と見せびらかしながら食べるのだった。さてさて健康麦芽飲料も充分いただいたし、帰途につくことにした。
アトサンジョウパライ(後始末をしないこと、昔、三条の商人が払いの悪かったことから転じて出来た表現とされているが・・・・)にはしないところが社会人である大人の責任ある行動。しっかり片付けて次の目的地にGO!

 写真:聖山頂上
 

 聖山に来た目的の二つ目は聖湖の上に建つ聖博物館の戸外に置いてある飛行機を見るためであった。これは軍事オタクのMさんのために以前から私が企画していたことである。だが折角行ったのに博物館は今年度閉館中という張り紙がしてあった。だが近くには寄れなくても置いてある飛行機は眺めることが出来た。他にSLや飛行機の尾翼、機首、戦艦武蔵の砲筒などが展示してあったがあまりそちらに興味のない私とUさんはMさんの講義にも「ふう〜ん」とそっけなく答えるのであった。暑いから早く次へ行こうと慌ただしく車に乗った。

 写真上:聖湖
   中:展示してある飛行機のうちの一つ
下:SLも展示してある

さて本日の3つ目の目的は以前信濃黒姫に登った時に知り合いになった長谷川守さんの山岳写真展を見るためだ。会場は白馬駅の近くにあるギャラリーだ。一応開館時間は夕方5時までだから十分間に合う。山越えの狭い道は嫌だから少し迂回して行くことにしたら、何と通ろうとした道が土砂崩れで通行止。止む無く松本近くまで行き、白馬駅を目指す。だがあんまり暑いので筑北の道の駅でソフトクリームを食べて一服。(どんどん時間が潰れてゆく)車は安曇野街道を走り快調。だがMさんが国営アルプスあづみの公園の看板を発見。「ここは以前仕事で来たことがあったけどものすごく広くて自然が豊かでとてもいい所なんだぜ。寄って行かないか。5分ほどで着くよ。」と言うので車をUターンしてあづみの公園へ向かう。が、中々目的地には来ない。ようやく20分程車を走らせたところで到着。(大分話が違う)成程中々の広さだ。Mさんはもうしっかり入るつもりで入場券を買っている。止む無く我々二人も入場したがどうも雲行きが怪しい。雨がポツリ、ポツリとあたり出した。折角大枚400円を払って入場したのだからすぐに帰る訳には行かない。園内の一部だけでも見て回ることにした。花の季節としては少し端境期なので見る花は少ない。だが広々とした公園内は空中回廊や、各施設の建物などがあって見物客を飽きさせない。だが写真展の閉館時間が気になることと雨が先程より多くなり始めたので園を出ることにした。折しも子供たちを乗せた白い機関車がこちらへやってきたので思わずカメラでパチリ。今度は春の花の季節に来たいものだ。

 写真上:アルプスあづみの公園入口
   中:空中回廊
   下:園内を回る白い機関車

 寄り道したのでだいぶ遅くなってしまった。写真展に間に合うかしら。長谷川さんが来るのはこの日だけのようなので今日を逃すとまたお会いできないことになってしまう。白馬駅前の信号を左折し街中の狭い小路通りに入ったが何とか目的のギャラリーを発見。長谷川さんに10年ぶりにお会いすることができた。長谷川さんはプロの写真家を志している方で何度も写真展を開いておられるし、賞も戴いている。山岳写真家として生活してゆくことは容易なことではないが今後の活躍を期待するものである。写真集の上梓を祈念し、再会を楽しみに帰途についた。