今日の夜は久しぶりに姉と姉の娘と孫とで出かけた。長岡の丘陵公園のイルミネーションイベントが本日で終了するからだ。会場は多くの親子連れで賑わっていた。ＬＥＤを使った多くのイルミネーションが飾られていて確かに綺麗だった。だが私はどちらかというと自然の美しさに強く惹かれる。いや魅せられるといったほうがよいかもしれない。それは自然の美しさは作為的でなくかつまた偶然性が創り出した賜物だからだ。例えば先日笠ヶ岳へ登り、翌日の早朝帰途につくついでに稜線上の拔戸岳に登った時折しも昇る朝日にガスに照らし出されたものは拔戸岳の影であった。つまり私はブロッケン現象をその時初めてみたのである。そのガスに映る日輪のなかに拔戸岳の姿を見た時は感動ものであった。無論皆がこんな偶然に巡り会える訳ではないし、イルミネーションの方が好きだとおっしゃる方も少なくないだろう。まあ、それはそれで個人の好き好きだから構わないのだが、人間も自然に生かされているということを考えるとこの自然の中で得る感動というものは別格だと思えるのだ。だから人工の奇麗さというものは何回も経験するとひどく感動の少ないものになってしまうが自然に対する感動は何度経験しても飽きない。
こういった人工の美しさは忘れた頃に行くのが丁度いい。このイベントに私が次に行きたいと思うのは何年後だろうか？
ついでながら帰りに姉に食事をおごってもらった。こちらはさらに感動的でした、ハイ。
写真上：長岡丘陵公園のイルミネーションイベント
下：拔戸岳のブロッケン現象
