昨日は町内初の忘年会。３６人が集まり午後５時に始まった。女性も何人かいる。会長の挨拶で飲み始め、和気藹々とした雰囲気で進んで行く。やがて皆打ち解けて銘々の席を離れ、外の席に来て酒を酌み交わし始める。私はノメシコキだから席を動くのは嫌なのだが、同じ所にいると次々と酒を注ぎに来るから、それを躱す意味で席を離れなければならない。で、10班のオーディオが好きなＳさんと色々とオーディオの話をして、酒の集中砲火から逃れていた。ところが時刻が8時を回り中締めをやった後がどうにも上手く行かなかった。少し後片付けを手伝ってＳさん宅で音でも聞かせて貰おうかと内心画策していたのだが、会長や厚生部長に見つかり飲み直しをさせられてしまった。
それからは一人減り、二人減りして見渡すと我々三人以外誰もいなくなっていた。（みんな俺を人身御供にして帰るのか？）会長も厚生部長も「これからアンタんちへ行って飲み直すぞ」と息巻いている。時刻は既に10時を回っており、もう5時間も飲んでいる。こりゃエライ事になってきた。まあ確かに私は一人暮らしだし、ここのところ寝るのは12時を回っているし、少しくらいならいいか、と思い我が家に連れてきた。部長はしたたかに酔っているので時々転ぶ。（酔っ払いは不思議と怪我しない）
部長は酒を一升持ってきていたがもうこれ以上は飲ませられないし、私も飲みたくない。で、代わりにコーヒーを出してレコードをかける。が、直に「日本の音楽がいいぞ。美空ひばりや北島三郎はないのか？俺は『乱れ髪』が聞きたい」なんぞと宣う。俺んちはカラオケ屋じゃねーぞ、この酔っ払いどもが。然し寛大な私めはラジカセで美空ひばりのＭＤをかけてやる。さあ、もうこれでいいだろう。満足したでしょ、さっさと帰ってね、酔っ払いオジサン。時刻は午前になろうとしていた。流石に会長は眠くなってきたのかご帰還遊ばされたが、どっこい厚生部長はそうは行かぬ。彼も私と同様独身で一人暮らしなので、家に帰る気はさらさらないらしい。趣味の謡曲に話しが及び、私が謡曲の古い本を持っていると言うと、更にエスカレートしてきて見せてくれと迫ってきた。それからあーたら、こーたらと一方的に喋られまくり、私は眠気で意識が朦朧としてきた。ふん、ふんと適当に相づちを打ち部長をようやく送り出したのは午前2時近くだった。あーあ、遂に続けてきたブログは中断してしまうし、風呂にも入れんかったし、今日はホントに参ったな。けど楽しかった。
