すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

ついに来ました

 ピンポ〜ン。チャイムが鳴ったので出てみると運送屋さんだった。朝オーディオマートのTさんより発送したとの電話があったが、まさか今日届くとは思わなかった。A7のA5化計画の第一歩はドライバーとホーンを替える亊だ。ドライバーは288Bとは行かなかったが288C。私のように古いジャズを聴く者はこれ以上新しいモデルでは駄目だ。やはり時代に合ったユニットを選ばなくては。ホーンは805A。砂入りでデッドニングしてあるので重い。これもやはり805Bでは駄目でデッドニング処理していないホーンでは何のためにA5化するかわからない。日本ではセクトラルホーンの311−90がA5に使われる事が多いが、私はホーンはマルチセルラでなくてはならないと思っている。後にセクトラルやマンタレーホーンに変わったのは制作手間がかからないからだ。また職人技術も必要だ。従ってコストさえ合えばマルチセルラホーンに変わる物は無いのである。Tさんはドライバーとホーンを繋ぐスロートやホーンの取り付け金具、取り付け台までつけてくれた。誠に至れり尽くせりだ。良いお店に出会ったと思っている。

 写真上:ドライバーの製造番号は391143と391750で比較的ちかくて良かった。
    下:取り付け金具や、取り付け台までサービスして戴いた。

 さて2台とも取り付け完了でA7のドライバー、ホーンには引退して貰おう。二人でどっこいしょとスピーカーボックスに乗せてみる。うん、なかなかいい顔だ。早速音出しをしてみよう。Kさんがレコード棚からコルトレーンのMy Favorite Thingsを出してかける。ソプラノサックスの鳴り方が今までと全然違う。締まった音で楽器の質感が良くなったような気がする。Kさんは高域が伸びたようだと言う。続いて声楽でキャスリーン・バトルとギターのクリストファー・パーケニングのPleasures of Companyと題されたレコ−ドを聞いてみる。バトルの透明感のある声が空間に漂う。ただしこの時間帯は運悪くあのクソ北京放送が邪魔しに侵入してくる。これではバトルの美声も台無しだ。いずれこの北京放送対策は何とかしなくてはなるまい。それからバド・パウエルの「クレオパトラの夢」をかけてみたが、一部高いところの音が少しきついかなと思われるところがあった。だがベースは明らかに以前より弾んでいるし、何よりも音全体に力感がある。やはりグレードアップしたのは間違いではなかった。

 写真上:ホーンをスピーカーボックスに載せたところ。堂々たる面構えだ
    下:細かい音調整はこれからだが、部屋の雰囲気も変わってジャズ喫茶
      の気分?

 音の細かい追い込みはこれからだが苦労のしがいがあるというものだ。これからネットワークやウーファーも替えてゆかねばならないが、あせらずじっくりと時間をかけてやっていこうと思う。楽しみは長い方がいいのだから。