高校時代の同級生だったＩ君と先頃飲んだ時、日本将棋連盟の柏崎支部に入らないかと誘いを受けた。彼も久しく会員ではなかったのだが昨年辺りからまた入会したのだそうだ。彼はアマチュアとしてはそこそこの腕前で確か初段の免状があったと思う。職場でもチームを組んであちこちの大会で活躍した経歴がある。余談だがその彼も高校時代出会った時は非常に弱かった。当時はどうも覚えたてで相手が欲しかったらしい。そこで私が戦ってみたがあまりの弱さに手合いは6枚落ち（俗に言う金銀）まで落ちた。だが熱心さ故どんどん腕前は上がり、市役所に勤める様になってからは逆に私が負ける様になった。私は将棋に対する熱が冷めたのと仕事が忙しいのとが重なって、いつしかＩ君とも将棋を指さなくなっていた。その彼が言うには最近始めた爺さん連中は最近の戦法にすごく精通していて、我々の様に昔の戦法で覚えた者は序盤の段階で作戦負けに陥るという。勝つには力将棋に持ち込むしかないというのだ。実力者の彼が言うからにはその通りなのだろう。だがここで私が少し二の足を踏むのには二つの理由がある。一つは毎度お馴染み金がない事だ。なにせ貧乏神君が仲良くしてくるのでちっとも懐が豊かにならない。将棋クラブの月会費は2,500円也だ。仕事をしている時ならいざ知らず、プータローの現在毎月のこの出費はいささか応える。第二は私が昔より著しく棋力が衰えている事だ。パソコンで将棋をやっても最近の将棋ソフトは強く私は容易に勝てない。こんな有様ではクラブに行ってもカモられるだけだ。まずは将棋ソフトに勝てる様になってからだ。
と言う訳で将棋が今年の復活趣味になるかどうかはわからぬが、まあ、ボケ防止にたまには将棋クラブに顔を出してもいいのかも知れぬ。それにしても私の趣味は広く浅くでどれも大したことないですね、ハイ。
