すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

類は友を呼ぶ

 色んな事にすぐ手を出す私は多趣味だと言われるが、気が多いだけでどれも大したことが無い。ただオーディオだけは些か自慢できるが・・・・。

 学生時代は将棋に熱中していた。すると当然の如く私の周りには将棋を指す連中が集まってくる。で、暇さえあれば将棋を指していた。一時は高校に将棋同好会を作ろうと考えた事が有ったが止めた。私の学校は進学校であったため、将棋は遊びと考えている先生方が多く、スポーツみたいに競技とはみなされなかったのである。まあ、これは言わば相撲や柔道などと同じく国技だと思うのだが、当時は認知度が低かったのである。だから放課後教室に残って将棋を指していれば、早く帰れと言われたものである。クラブなら認められても、将棋は正式に同好会を作っていないから、遊びとみなされたのだ。

 まあ、そんな訳でこの頃は当然の如く将棋友達が多い。しかし、学校を卒業し、仕事を始めるようになると、私は自分の仕事が忙しいから、将棋友達が訪ねてきても相手をしてられないようになった。当然友達は足が遠のく。すると私は一人でも出来る趣味を見つける。オーディオである。これが熱を帯びてくると不思議なもので、今度はオーディオ趣味の人が訪ねてくるようになった。こちらは将棋と違ってあまり時間に縛られないので、お相手が出来たのである。

 そうすると今度はオーディオ仲間との交流が盛んになる。これで随分交友関係が変わったし、新しい友達も増えた。思うにこの趣味が私の人生の交友関係に重大な役目を果たしたのではないか。現に今もやたらと行き来が有るのはこの仲間たちがほとんどだ。

 山仲間やランニング仲間も見逃せない。私は元々どちらかと言えばインドア派だった。それが自分でジョギングを始め、大会に出るようになって色んな仲間を知ることになり、交友も始まった。山は自分でもこれほど嵌るとは思わなかったが、最初に連れて行ってくれた人のおかげで、随分あちこちの山に行くようになった。結局それがきっかけで山菜取りや、キノコ採りにまで手を出すようになって今じゃどちらかと言うとアウトドア派である。こちらはそれほど交友関係は広がらなかったが、同じ趣味の人と出会った時など話が弾むから、決してプラスになってもマイナスにはならなかった趣味である。

 将棋仲間とは交全く流が途絶えた訳でなし、他の趣味仲間も時折我が家を訪れてくれる。と言う訳で趣味仲間と言うのは有難いものである。年を取ってくると、この趣味仲間がいるかいないかで大きく余生が変わるのではないかと思う次第だ。