すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

モノラルスピーカー

 最近我が家のモノラルスピーカーの調子が良くなってきた。新居になってからはアルテックのA7と大沢式カートリッジ(反発磁界に非ず)とバッテリードライブのプリアンプのトリオに押しまくられっぱなしでさっぱり冴えなかったが、ここへ来てようやく本来の力が出来た様だ。それとプリメインアンプの(モノラル専用)一部パーツを以前の物に戻した事もゲインは落ちるもののクリップしなくなって歪まなくなって良かった原因の一つだ。お陰で思い切り音量を上げられる。このパワーをぶっ込んだ事が幸いしたのか毎日使っている内に音に伸びが出てくるし、音も以前の様に前に出る様になった。やっぱり機械という奴は毎日使ってあげないといけませんなあ。なおモノラルスピーカーの構成はウェスタン555wドライバー+ウェスタン21Aホーン(レプリカ)、ジェンセンのフィールドタイプ18インチフルレンジスピーカー(型番不明)これはキャパシタでドライバーの低域を500hzで切っているだけにしてフルレンジの方は高域をカットしないでそのまま使用している。以前友達の勧められるままに10万円もかけてネットワークを作って貰った事があったがこれが大失敗。音の鮮度も元気も無くなり、つまらない音になってしまった。そういう訳でそのネットワークはお蔵入りです。(トホホ、大枚はたいたのに・・・)やはりネットワークは必要悪ですね。カートリッジはフェアチャイルド225A。アンプはただいま私のアンプが入院しているのでKさんからの借り物です。(当家オーディオ顧問Yさん製作の管球式プリメインアンプ)またSP盤の時のカートリッジはデンオン102。(デノンという呼び名は我々世代は馴染みにくい)プレーヤーは同じく日本コロムビアの局用コンソール42をプレーヤー部だけ取り出してを使用している。アームは東京サウンドのオイルダンプアーム。
 さてモノラルばかり聞いていると別にステレオで無くとも全然違和感を感じません。特にボーカルなんぞモノの方がいいんじゃないかと思えてくる。現在このブログを書きながら「サラ・ヴォーン・ウィズクリフォード・ブラウン」のオリジナル盤、オットー・クレンペラー指揮のベートーベンの第九(外盤)を聞いたが、その圧倒的なダイナミックレンジの広さは驚くばかりだ。やっぱりCDにこの音の厚みは有りませんなあ。当分またモノラルレコードを聴く日々が続きそうです。