すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

妖しい音

当店オーディオ顧問のYさんとKさんが今使っているTさんから借りているアンプ(低域用として使っている)の代わりに使ってみないかと300B(中国製)使用の管球パワーアンプを持って来てくれた。使ってみると低域が前ほどボケなくなったし音の切れ込みが良くなった様だ。で当分使ってみる事に。
 さて話題は記憶に残る音の話になった。するとKさんが某オーディオ店で聞いたフィリップスの30cmフルレンジスピーカーの音が中々良かったと言う。後日私とその店に行った時はもうそのスピーカーは売れて無く、買った人はそのオーディオシステム一式をそっくり買って行ったという。利口なやり方ですね。スピーカーだけで果たしてお店で聞いたその音が再現できるかどうか怪しいので、確かに一式買う方が無難ですね。耳の確かなKさんが言うんだから間違いは無いだろう。私もその音を聞いてみたかった。さてそれから原音とは違うかも知れぬが忘れられぬ音というのがある。私は嘗て今はもう無くなってしまったオーディオ店だがそこで鳴っていたオートグラフの包み込まれる様なふわっとした音がとても印象に残っている。ああいう音のするスピーカーならサブでもう一組持っていたいものだ。(流石にオートグラフはとてもじゃないが買えませんが)さてそれからKさんが以前Yさん宅であるフルレンジスピーカーをI.P.Cのアンプでドライブしていたのを聞いた事があると言う話になった。それがトランペットの音がサーチライトの光の様に飛んでくるのだそうだ。そんな感じは今まで味わったことが無かったのでとても記憶に残ったそうな。残念な事にそのI.P.Cのアンプはかなりのロートルだったのでトランスが断線してお払い箱になったとの事。これまた私は体験できなかったので残念だ。
 このように本来の音、まっとうな音と言うのとは違うのだが何かある種の妖しさを持った音と言うのも捨てがたい魅力がある。しかしこれに嵌まるとオーディオの裏街道を行く事になるんでしょうな。くわばら、くわばら・・・・・・