以前探していたウォルト・ディッカーソンの“To My Queen”がひょんな事から見つかった。たまたまレコードを聴いていてさーて今度はベースがリーダーのアルバムでも聴こうかなと思ってガサっていたらなんとそのベースアルバムの所に有ったのである。全く探している時は見つからないでどうでもいい時に見つかるものですな。で、癪に障ったからベースのアルバムは聴かないで久し振りにこれを聴く事にした。以前聞いた時は余り好印象を抱かなかったアルバムの筈だが・・・・（聴き終わって）あ、やっぱりわからん。これが当時ダウン・ビート誌で最高点の五つ星を取ったアルバムか？こんなジャズともクラシックとも付かない中途半端なジャズは好きではない。評論家先生がどんなに美辞麗句を並べようともジャズはスウイングしなけりゃ楽しくないのである。雑誌批評にだまされてン十年前に買ったアルバムだが、私が持っているディッカーソンのアルバムはこれ一枚きりしかないのでもうちょっと持っていて見るか。死ぬ前に良さがひょっとしてわかるかも知れぬ。あー、だが買って聴いた時も確かそんな風に思ったっけ？だめだこりゃ−。
