すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

不憫な娘

物置の修復工事のため中を片付けていたら家を建て直す時に放り込んでいたKさん製作の塑像が出てきた。これは以前Kさんが某展覧会に出品したが落選した物で「遙」と言う名前が付いている。この遙嬢は落選後家が狭いからと言う理由で親(制作者)の家を追んだされ私の家に引き取られた。実はKさんの実家にはこの姉に当る作品があってこちらは展覧会に入選している優秀なお嬢さんだ。ま、出来の悪い娘だからと追んだされたんでは可哀想なので私が里親になったという訳だ。だがこの里親(私)もかなりの悪で来た当初は私の家も置く所がなかったので何かの上に置いて地震で倒れてこない様に首の辺りに紐をかけて柱に括り付けていた。その様子は丁度首っ吊りをしている様で、まるで自分の身を儚んで死を選択した哀れな少女に見えたものだ。で、その後は前述の様に家の建て直しのため物置に放り込まれていたのだから、さながら拉致監禁された少女だ。まあ、自分でしておいて言うのも何だが、流石にこれでは娘にもKさんにも悪いのでこれを機にリビングに鎮座して貰う事にした。馬子にも衣装ではないが置く所がそれなりだとこの娘も何やら良家の娘(佳作)に見えるから不思議だ。まだ世間慣れしていないから(この作品を見ている人は少ない)我が家へ遊びに来る人は大事にして貰いたい。特に男共は魅力的なオッパイをくれぐれもなでなでしないように。

 写真:我が家の養女「遙」