すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

こんな曲だったっけ?

 昨日の柏崎フィルハーモニーの演奏を聴いていると、そう言えば我々の中学校ではちゃんと管弦楽団があったなと思い出した。当時は毎年のように全国大会で賞を取っていたのである。それが今では器楽部はあっても吹奏楽部で弦は入らない。しかも女子が部員の大半を占める。寂しい限りだ。まあ、生徒の数が少なくなったのも原因の一つと思うが、それにしても男子がいないというのは残念だ。奮起を促したい。今は余りにスポーツにクラブ活動が偏ってはいやしないだろうか?学校ももっと文化部にも力を入れるべきだと思う。

 それはさておき、当時の我が中学校ではコンクールが近付くと器楽部が毎日のようにステージで練習していた。毎日演奏するものだからすっかりその曲を覚えてしまった。その曲は私は初めて知ったのだがグルックの曲で「アウリスのイフゲニア序曲」という名だった。で、昨日のコンサートの後で家に帰ってからインターネットで聴いたところ、
 「あれー、こんな曲だったっけ?」
と何か違和感を覚えた。どうも違っているような気がする。だがフルヴェンの演奏を聴いてもクレンペラーの演奏を聴いてもどちらも同じだ。幾分かクレンペラーの演奏の方が記憶の演奏に近い気がしたが、大局的にはそんなに変わりが無い。一体どう言うことだろう?まさか違う曲を「アウリスのイフゲニア序曲」と思って聴いていた訳ではあるまいし。それとも私が勝手に曲のメロディーを変えてしまっていたのか?(実はハッキリとそのメロディーも覚えてはいないのだが)

 とにかくどうもすっきりしない。当時演奏していた器楽部の部員なら分かると思うのだが・・・・。まあ有名な曲では無く、45年前の事だからハッキリ覚えている訳は無いのだが。それにしても勘違いしたまま45年間も過ごしていた自分がバカに見えてきた。え、今更自覚するなですって。ご尤も、ハイ。

フルト・ヴェングラー指揮、ウイーン・フィルハーモニーの演奏で
グルック作曲「アウリスのイフゲニア序曲」