すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

初めての第九

 地元柏崎文化会館アルフォーレで行われたコンサートに行ってきた。地元の管弦楽団と合唱団による第九の演奏会である。実は私は第九の生演奏をまだ聴いたことが無かったのだ。知り合いの方も出ていると有って聴きに出かけた。

 会場はほぼ満員。地元の方が出るので私同様友達関係の方が大勢来ておられるに違いない、しかも入場料が千円なんだから、私で無くとも出かけますわな。幸い雪もほぼ消えたので、出かけるには足回りも悪くない。演奏主催者側はほっと胸をなで下ろしていたことだろう。これがこの間のように雪の降る盛りだったら、また出足も変わったかも知れない。

 演奏会はまずベートーベンの「エグモント序曲」で始まった。まずまず良い演奏だ。次いで休憩を挟んでお目当ての「第九」である。家で散々レコードで聴いている曲ではあるが、生演奏となるとまた格別である。今日は合唱が入るので後ろに合唱団用のスタンドを付けた関係で、ステージの前の部分に張り出し用の特別ステージを設けてある。この場所で特別ゲストの歌手の方達(勿論プロの方)が独唱するという訳だ。

 アルフォーレは音の良いコンサート会場として最近脚光を浴びているだけに、オーケストラの音が非常に良く聞こえた。さてお馴染み最後の第4楽章に入り、漸くひな壇で待ち構えていた合唱団の出番が来る。この日のために昨年の6月から練習していたそうな。さもありなん。歌詞を覚えるのだってドイツ語だから簡単では無い。皆、第九を歌ってみたいという思いに駆られて一所懸命練習してきたのだろう。渾身の力を振り絞って歌っていたように見えました。

 最後の演奏が終わるとわれんばかりの拍手。「ブラボー!」の声も掛かるほどお客様も感動されたようです。第九と言えば年末に行われるのが通例ですが、慌ただしい歳末よりも、皆さん雪で何処へも出かけられないこの時期にゆったりと聴ける方が反って有り難いというものです。外は寒かったけれど心の中がほっこりしたような演奏会でした。オーケストラ団員、合唱団の皆様、お疲れ様でした。お陰様で存分に生演奏を楽しめました。