すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

冷凍庫と改良秘密兵器

 この間採ってきたキノコで最早冷凍庫に入る余地が無くなったのでどうしようかと考えていた。昨年同様塩漬けにしても良いのだが、まず一旦キノコを煮たり、入り用な時いちいち塩出しをするのが面倒だ。そこでやはり冷凍庫を清水の舞台から飛び降りたつもりで(大袈裟な)買う事にした。買いに出かけようとした所Mさんが遊びにやって来た。
 「あら、今頃来たの?折角これから冷凍庫を買いに行こうとしたのに・・・・。」
 「冷凍庫なら俺んちに使ってないヤツがあるから貸してもいいよ」
とのお話。
 「え、ホント?どれ位の大きさ?」
 「営業用に使っていた物だから普通の冷蔵庫くらいの大きさかな。それとだから前開きだし、自動霜取りも付いているよ。」
おお、ラッキー!幸運が向こうから歩いてやって来た。
 「まーまー、ひとまずお上がり下さいませ、M先生。ま、そう遠慮なさらずにお茶でも如何で?カステラなど切りましょうか?(無いけど)」
私は掌を返したようにころっと態度が変わる。(現金な奴)
「遠慮なんかするものか。しょっちゅう来ているんだから。待ってな、今女房に訊いてみるから。」
Mさんの所は以前食堂をやっていた関係でこういった物が有るのだ。それにしてもあと5分早く出かけていたら幸運を取り逃がす所だった。
 「今電話して訊いたらOKだって。」
 「有難うごぜーますだ、お代官様。えー、早速で悪いんでございやすがこのお茶を飲んだらすぐに取りに行って戴きたいんで。ちょっと手前はこれから別な買い物に行かなくちゃならないもんでやすから。もし手が足りないんだったらそちらさまのクソガキ、違った、えー、お坊ちゃまかなんかに手伝って戴いて持って来て戴くとありがてえんで。」(貸して貰おうというのに何と横着な奴!)

 と言う訳で買い物を済まして帰ってくるとMさんはもう冷凍庫を持って来て待っていてくれた。見るとチョーキッタネー。まあ、大体食堂の厨房で使っていれば油が飛ぶからこの位になるのはしょうがない。だが扉を開けてみるとまたビックリ。カビがしっかり生えている。まあ考えてみればこれもしょうがないか。半年程使ってないんだし、湿気が残っていれカビが生えても不思議では無い。こりゃあ家に入れる前にしっかり磨かなければ。たまたま遊びに来ていたUさんも交えて冷凍庫の大掃除。悪戦苦闘2時間半。どうにか写真を撮る事の出来る姿になった。

キッタネー冷凍庫も磨けば綺麗になる。物を無駄にしてはいけませんぞ。

内容量126ℓの冷凍庫。これならいくらでも入るぞ−。棚もちゃんと付いていて使い勝手がいい。いやー、持つべき物は友達ですなあ。ふふふ、皆さん我が人脈の豊富さに恐れ入りましたか?(ナヌ、おかしな友達の豊富さは分かるって?)

 さて今度は例の秘密兵器の改良に手を付ける事にした。今迄の竿は2段でそれでも足りなかったら延長用に竹竿を繋いでいたが、いちいち秘密兵器と竹竿をテープで繋ぐのは面倒臭い。それにどうしても繋いだ所がぐらぐらして具合が良くない。それでもう一段今迄の竿に収納出来る太さの竿を取り付ける事にした。また先端に取り付けてある鎌も刃が柄に対して45°位の角度で付いているため、キノコを採る際力が掛かりにくい。そこで柄に対して直角に刃が付いている鎌に交換。これならキノコの根元に鎌を当て真っ直ぐ引き下ろすだけで綺麗に採れてくれるはずだ。
 こうして伸縮自在の3段キノコ採り竿が完成した。おお、これなら取り回しがすこぶる宜しい。やはり人間の技術という物は進歩しますな。

 改良を手伝って戴いたH鉄工所さんからは
 「またこれで一杯キノコを採ってきて分けて頂戴ね。」
としっかりプレッシャーを掛けられた。よーしこれで鬼に金棒。頑張って採ってくるぞ〜。

改良の無い所進歩は無い。今度は3段になった秘密兵器。