すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

久々の映画

 姉に誘われて久々に映画館で上映される映画を見に行った。三船敏郎石原裕次郎主演の「黒部の太陽」である。東日本大震災のチャリテイ上映らしい。「黒部の太陽」はリメイク版や、オリジナル縮小版をテレビで見てはいたが、完全ノーカット版は初めてだったし何より映画館で上映されるというのでこれはみなければと思い同行した。流石に大きな画面でみるのは迫力があったし、何より俳優陣の演技が生き生きしている。改めて昔の役者は演技が達者だったなと再確認した。上映された上越市の高田世界館は有形文化財登録されている映画館で昔の下町の映画館の雰囲気をたっぷりと残している建物でこれも良かった。上越市では映画鑑賞会がよく行われている様で羨ましい。私は予てから映画館、大きな本屋、美術館がない市は文化的な市とは言えないと言ってきたが、図らずも今日実感した。

 それにしても今日この映画は午前11時からと午後4時からの2回上映されたが、お客さんはほとんど中高年の方達ばかりだった。いくら映画が古いからと言って若者の姿がほとんど無いのはどうした事か。本当にみて欲しいのはこれからの日本をになう若い世代であるのに、その姿が無かったのはいささか寂しい。若者よ、もっともっと良い映画を見ておくれ。それは必ず貴方達の心の栄養として残るはずだから。

 それでも昔を知るオジサン、オバサン達が映画館を出てくる時の顔を見ると皆一様に満足感と喜びに溢れていたので私にもそれが嬉しかった。

1968年公開以来44年間一般公開されていなかった「黒部の太陽
オリジナル完全ノーカット版。