プロジェクターのスクリーンをオークションで買った。100インチの奴である。本当はもうちょっと大きい奴が欲しかったんだけど、それより大きいとお値段がぐっと高くなるし、何より自立式の物が少なくなるからである。
え、前はそんなのいらないよ〜んって言ってたじゃないかって? えへへ、そうなんだけどね。確かに壁に映すと大画面で迫力あってまるで映画館で観てる気分になるけど、壁に付いてるLEDライトがやや邪魔だし、オーディオ装置の上に投射しなければならないこともあって、画面が壁面のかなり上部に映し出される事になり、見てると首が疲れるのである。それに壁に架ってるモンロー様をいちいち外すのが面倒なのだ。
と言う訳で買った100インチのスクリーンのお試し上映です。ちょうどお茶のみに立ち寄ったUさん。
「あんら〜、映画を見せてくれるの? ラッキー!」
さて何を上映しようか? どうせなら大作を。で、コレクションを探す。レ・ミゼラブルか。ま、これでいいか。そう言えばまだオイラ見ていなかったっけ?
昼間なので些か画面のコントラストが弱いが、見られない訳では無いので我慢、我慢。お試しなんだしぃ。映画が進むにつれ、
「あれ? オイラこれ見たことあるぞ。あ、段々思い出してきた…。それにしてもこの時期のフランスってキッタネーなあ。それにやたらと夜の場面が多いな。クライ映画になっちまうぜ、全く。」
と文句を言いながら記憶を反芻している。何の事は無い。私はしっかり1度見ていたのである。上映は3時間近く。まあ、そんなに悪い映画じゃないんだけど、何か娯楽性に乏しいなあ。ここでお昼休憩。午前中は結局映画鑑賞で潰れてしまった。
お昼を食べながら新聞のテレビ欄を見ていたら、NHKBSでクリント・イーストウッド主演の「目撃」が有る。さっきの映画の口直しにこれを見るかと言う事になってまたもや午後1時から上映開始。
と、そこへピンポ〜ン! 誰かと思ったらMさんだ。どうやら今度登山の相談に来たらしい。こちとらただいま映画上映中だ。お茶を出してやるからお主も付き合え。
今度の映画は中々スリリングで宜しい。歳を取ったイーストウッドも渋いなあ。でも見ているうちに
「あれ? この映画もなんだか見た覚えが有るぞ。まあNHKは良く温め返しをやるからなあ」
と思った。実際私はぜ〜んぶ見終えた後でしっかり記憶が蘇っていたのである。
何のこっちゃ。結局得私は今日見た映画全部温め返しだったのである。まあ、いいか。Uさん、Mさんは結構面白かったみたいだし…。本日の上映時間合計5時間也。アハハ、今日は何もせんかった。ま、いいか。んじゃまた。