今日は所属するランニングクラブの忘年会。同席したＭさんといろいろ話すうちにＭさんも故障している事が分かった。Ｍさんは今迄はフルマラソンがある大会では必ずフルに出場していた。それが今回はハーフでそれも目一杯走った訳ではなかった。走りたくても走れないのだ。彼は股関節に故障を抱えていた。速く走ろうと思ってもそこが痛んできて走れないのだ。これは私自身も腰に故障を抱えているからよく分かる。話しているうちにもう一度目一杯走る気持ちよさを味わいたいと言う事になった。私もその感覚が無くなってからどれ位の月日が経ったろう。最後の会心のレースと言うと何年前になるのだろうか？十日町市の新雪マラソンのハーフで1時間25分ちょっとで走った記憶がある。あの時は苦しいながらも本当に気持ちよかった。俗に言うランナーズハイになった時はその時と黒姫ロードレースの第1回大会の時だ。確かにタイムはいずれの大会も悪くはなかった。だがタイムよりも目一杯走れた事が気持ちいいのである。今仮にタイムは悪くとも自分なりに目一杯走る事ができたら充実感はあるのである。痛みや疲労に耐えて何とかレースを走りきった満足感とは異質な物だ。例え走っている時は苦しくとも足が動き、体が躍動している感覚が欲しいのである。
残念ながら腰痛を抱えている現在は中々その感覚を得る事は難しい。だが夢よもう一度と悪あがきを続ければ、いつかまたその感覚が得られるのではないかと無駄な努力？を続けるのだった。（その割には大して練習してないよね。――仰る通りです、ハイ。反省。――反省だけなら猿でも出来るぞ。――あー、耳が痛い！）
