我家の出入り業者（モン客共）との忘年会を行った。会場は私が懇意にしている割烹で、ここはいつも他では余りお目に掛からない物を食べさせてくれるので皆いつも楽しみにしている。昨年は鴨鍋、その前は金目鯛の鍋だった。で、今年のメインはアンコウ鍋。おお、これは中々いいですよ。
少し遅れての開会となったがのっけから美味しそうな酒の肴がずらり。鱈の白子に紅葉下ろしを加えた物。柿の中をくりぬきサラダを入れた物、生きのいいヒラメ、マグロ、鯛、タコ、エビ、ブリ、ホッキ貝？の刺身の豪華盛り合わせ。いや〜、こたえられませんな。久し振りで旨い刺身を戴きました。流石、魚料理の得意なご主人。お次は何が出るかと思ったら鰯の寿司。これがまた脂がのって旨い。特に光り物に目のないＫさんは思わずほおが緩む。まるでこちらの好みを熟知しているような料理だ。こんなの他のお店では中々食べられません。もうこれだけでお腹が一杯になって来ているが、メインのアンコウ鍋もよく煮立ってきた。アン肝も旨いが牡蠣が何と言っても絶品である。トイレに立とうものなら旨い具材をさっさと他の者に取られてしまうのでおちおち立てない。
あっという間に鍋は平らげられた。ここでＭさんより提案があり先ほどの刺身のアラが勿体ないからアラ汁を作って貰おうという事になり注文。アンコウ鍋の汁も加えられたかどうかは定かではないが、具材を追加してアラ汁登場。なにせ鯛のアラだから不味かろう筈が無い。たっぷり腹に入れていや〜旨かった。こりゃあ我家のキノコも持参して加えて貰えばもっと良かったかなと思った。まあ、なにはともあれ人間旨い料理を戴いた後は皆ハッピーな気分になるものですな。なに、普段ろくな者食ってないから何でも旨いんだろうって？あー、まあ、それは必ずしも否定するものではありませんが、貧乏人がたまにオーフタンギラカシて（柏崎地方の方言で大盤振る舞いする事）旨いものを食うのも悪くないですなあ。
