家計簿を付けるようになってからかなり経つが、考えてみると家計簿をつけて何か役に立ったかというとほとんど無い。お金を沢山使ったからと言って余り節約もしなかったし、懐に余裕があったからと言って無駄遣いばかりした覚えも無い。ただ単に付けているだけだ。大体付け方がいい加減だから、必ず現金と帳簿が合わなくなる。現金の方がいつも少ない。何処かで付け落ちがあるのだ。しょうがないから使途不明金にしているが、最近はやたらとこの使途不明金が帳簿に登場する。その日のうちに付ければいいのだが、どうも忘れたりして2，3日後になることもままある。その日有った事さえ満足に覚えていられないのに、2，3日後に思い出そうたって無理という物だ。しかしこの懐と帳簿が合っていない時は油断がならない。帳簿の現金残高を見て安心して買い物に行って払おうとした時、お金が思いの外財布に入っていなくて慌てる事がある。日頃から余り財布の中身を確認しないからこういう事になる。仕事をしている時は常に確認していた。それはそうだ。品物を買ってお客さんに代金を払おうとして足りなかったら恥を掻いてしまう。
私の場合まあ家計簿は日記みたいな物だ。時折めくっては昔の事を思い出して懐かしがっているのである。（実際簡単な日記も併せて付けているのだが）だが我家の家計簿をつらつら見るに食費と趣味に掛ける金が突出している。これを見ても私の生活の滅茶苦茶ぶりがよく分る。趣味費を引くとエンゲル係数が異常に高くなる。(笑)まあ60年もこれで生きてきたんだから、今更変えようたって変えられないだろう。今年も趣味に頑張るぞー。
