図書館から借りてきた「富士に立つ影」の第2巻以降を読んでいる。第1巻が余りに面白く、引き続いて読まずにはいられないのだが。第2巻目もこれまた意外な展開で面白かった。「富士に立つ影」と言えば中里介山の『大菩薩峠」と同じく長編小説だがいささか講談調で読みやすく、随所にユーモアがあって思わず笑い転げてしまう。こんな面白い小説だが何故かあまり映画やテレビドラマになったという話は聞かない。で、インターネットで調べたら1,957年に映画化されていただけだった。だが映画は第1部のみでしかも結末が全く違っている。これは映画の上映時間の関係で脚色するのはやむを得ないが、原作は遙かに面白いので、これではこの小説の楽しさを伝えていないと言っても過言ではない。
そういう訳で閑さえあればこの本を読んでいるので、家に居ても余り歩き回らない。よって一日の歩行数が大幅に減って4千歩程度となってしまった。これはちょいと拙いですが足の運動も大事だが、頭の運動も大事と思って、この本が読み終えるまではいささか運動不足になるのも覚悟の上だ。読書が楽しければ当然テレビも見なくなるし、パソコンにも余り向かわない。ま、私はテレビが無くたって平気だが本の無いのは困る。山菜との季節まではまだまだ時間が有るので、当分読書三昧と行きますか。
