今日は節分。親や兄弟が同居していた頃は豆まきもやったが、両親が亡くなってはすっかりこの行事とも縁遠くなってしまった。節分と言うからには各々の季節に節分がある訳だから本当は年4回会って然るべきなのだが、冬から春への節分だけが残ったと言う事になる。これは冬から春への移り変わりが他の季節に比べてダイナミックでもあり、待ちわびているからであろうと思う。ただ暦の上では明日から春だが実際は未だ冬真っ最中だ。これは皆さんご承知のように旧暦の行事の日付ををそのまま今の新暦の日付に当てはめているからである。だから本当は旧歴の2月3日は新暦では今年は3月14日に当たる。これならなるほど春の来たのを実感する。以前にも書いたがこう言った行事は旧暦の日付通りに行うのでは無く、新暦で正しく換算した日付で行うべきだと思うのだが・・・・。そうでないと季節感が全くずれてしまうし、今の子供達にはわかりにくかろう。
それはともかく今節分の豆まきを実際にやっている家がどのくらいの割合であるのだろう。核家族化し、夫婦共働きの家も少なくない。時間が無いので案外やらない家も多いのではないか？私が子供の頃は毎年必ずやった。他愛も無い事だが案外楽しかった。家族が一体となった気がする。家の中が散らかっていたので撒いたた豆の在処が分らなくなり、忘れていた頃見つかって大笑いしたのも懐かしい思い出だ。何かにつけ外国から取り入れた行事は盛んになり、日本の季節の行事はどんどん廃れていくような気がするが、こう言った伝統行事はいつまでも残って欲しいものだ。
