すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

オジサン達の熱い午後

 妙高オーディオクラブの第18階発表会の翌日の今日、反発磁界カートリッジの元祖大沢さんが帰路我家に立ち寄って色々なアームやカートリッジの音を聞かせてくれた。兎に角大沢さんは何でも試してやろうという好奇心が旺盛でその実践力には舌を巻く。アームの回転軸の基部に水を入れる方式などまさしく奇想天外だ。YさんやKさん、大沢さんを上越市から乗せてきてくれたIさんも同席してワイワイガヤガヤと楽しいひとときを過ごした。

 色々聞かせて貰った中では何と言っても最初に聞いたモノラルカートリッジの音が圧巻だった。楽器の艶や、音の伸び、粒立ち、力感など、どれをとっても素晴らしかった。作って戴けると言う事で価格も訊かず注文した。(今月も耐乏生活だな、こりゃあ)私の持っているフェアチャイルドよりも素晴らしく、レコードには無限の可能性があると改めて痛感した。ただこのカートリッジが真価を発揮するのはモノラル時代のモノラル盤であって、ステレオ時代になってから再発された盤ではカッターヘッドがステレオ仕様なので音は少し落ちるそうだ。実際に比べてみると確かにその通りだった。私は幸いモノラル時代のLPは少なからずあるのでこのカートリッジを購入しても決して無駄にはなるまい。(金使うもんだから必死で自分に言い訳している――ウルサイ!)

 しみじみ自分でも金がないのにオーディオ道楽しているなと思う。でも音が良くなった時の感動はやっぱり何度味わっても良いもんですねえ。まあ、一般の方から見ればバカだなあと思われるでしょうが、私達から見ると今の若い方達は余りバカになると言う事が無くて、反って気の毒に見える。尤も携帯やスマフォにはバカになっているのかも知れないが、バカになる対象が違っているんじゃないのと言いたい。オジサン達の趣味はもっと熱いぜ。でも金が掛かるのがちと痛い・・・・・・。

大沢さん製作の回転シェル付き反発磁界式カートリッジ。
これはステレオ仕様。